【初心者必見】ゴールドの1pipsはいくらなのか?FXとの違いからロット数の計算方法まで詳しく解説!

2024-11-12
要約

FXでよく耳にするpipsとは?その仕組みや資産ごとの価値の違い、ゴールドのpipsの計算方法、リスク管理と利益戦略の向上方法について解説します。

FXをしているとよく耳にする「pips」ですが、何を表しているのか深く理解できているでしょうか?


pipsとは銘柄の変動幅を表す共通単位として使われている単位ですが、実は銘柄によって1pipsが表す金額は違うのです。


例えば、ゴールドの1pipsは0.1ドル(10セント)を表すのに対して、クロス円通貨ぺアの1pipsは0.01円(1銭)を表します。


この記事では、ゴールドに注目して、pipsの計算方法やリスク管理、利益目標を決める際に使える実践的な知識に至るまで、以下の項目で詳しく解説します。

  • そもそもpipsとは?

  • ゴールドの1pipsはいくら?

  • FX通貨ペアとゴールドでは1pipsが違う

  • ゴールドが1pips動いた場合の利益の計算方法

  • ゴールド取引の目標利益はpipsから計算できる

  • ゴールド取引の適正ポジション量もpipsから計算する

  • ゴールドの取引を始めるならEBC

  • まとめ

そもそもpipsとは?

紙と鉛筆は机の上に置いてあります

pipsとは「percentage in point」の頭文字をとったもので、ゴールドだけでなくドル円やユーロドルなど、さまざまな銘柄の変動幅を表す共通単位として用いられています。


たとえば、「経済指標によってドル円が○○pips変動した」といったような使い方がされます。


FXではドル円やユーロドル、コモディティではゴールドや原油などマーケットでは多くの銘柄が取引されていますが、単位がバラバラだと価格変動を表現しづらくなります。


pipsという共通単位を使うことで、たとえ銘柄が違っても値幅を比較することが簡単になるのです。


また、一般的にプレッドもpipsで表示されます。したがってpipsについての理解ができていると価格変動の大きさだけでなく、手数料についてもより理解できるようになります。


ゴールドの1pipsはいくら?

ゴールドの1pipsはいくら?

結論、ゴールド(XAU/USD)の1pipsは0.1ドル(10セント)に設定されています。


2024年10月17日時点におけるゴールド/米ドルの価格は約2721.20ドルなので、1pipsを計算するためには、小数点第1位の「2」の部分を見ればいいだけです。


たとえば、ゴールド/米ドルが2721.20ドルから2721.40ドルまで上昇した場合、2pips上昇したことになります。


(計算式)2721.40ドル - 2721.20ドル=0.2ドル=2pips


逆に、ゴールド/米ドルが2721.20ドルから2721.10ドルまで下落した場合は、1pipsの下落となります。


(計算式)2721.40ドル - 2721.10ドル=0.1ドル=1pips


FX通貨ペアとゴールドでは1pipsが違う

FX通貨ペアとゴールドでは1pipsが違う

pipsは値幅を表す共通単位ではあるものの、実はFX通貨ペアとゴールドでは1pipsが表す金額が異なります。


FX通貨ペアとゴールドの1pipsがどれくらいの金額を表すのか、以下の表にまとめました。


クロス円通貨ぺア ドルストレート通貨ペア ゴールド
0.01円(1銭) 0.0001ドル(0.01セント) 0.1ドル(10セント)

表を見てみると、1pipsを表す金額はゴールドが最も大きいことが分かります。


したがって、同じ1pips変動したといっても、ゴールドがもっともボラティリティが高くなるということは覚えておきましょう。


FX通貨ペアにおけるpips計算の具体例

USD/JPYやEUR/JPYのようなクロス円通貨ペアの場合、1pipsは1銭(0.01円)を表します。


たとえばUSD/JPYが140.20円から140.40円まで上昇した場合、20pips上昇したことになります。


(計算式)140.40円 - 140.20円=0.2円=20pips


また、EUR/USDやAUD/USDのようなドルストレート通貨ペアの場合、1pipsは0.01セント(0.0001ドル)を表します。


したがって、さきほどと同じ20pips上昇したといっても、EUR/USDの場合は1.09020ドルから1.09220ドルまで上昇した場合を指します。


(計算式)1.09220ドル - 1.09020ドル=0.0020ドル=20pips


このように、FX通貨ペア内でも1pipsの単位が異なる点にも注意が必要です。



ゴールドが1pips動いた場合の利益の計算方法

ゴールドが1pips動いた場合の利益の計算方法

これまでの内容を踏まえて、ゴールドが1pips動いた場合、どれくらいの利益が出るのかを実際に計算してみましょう。


ゴールド/米ドルの1pipsは0.1ドルなので、1pips動いた場合の損益の計算方法は以下の通りです。


損益 = 〇pips × 0.1ドル × 取引数量(通貨数量)


上記の計算式をもとに、1pips、10pips、20pips動いた場合にどれくらい利益が得られるのかを取引数量ごとに以下の表にまとめました。

項目 0.01lot 0.1lot 1lot
1pips 0.1ドル 1ドル 10ドル
10pips 1ドル 10ドル 100ドル
20pips 2ドル 20ドル 200ドル

※1lot=10万通貨で算出


日本円で計算したい場合は、上記の数値にドル円レートを掛け合わせてください。


たとえば、2024年10月29日時点では1ドル=152.8円なので、ゴールドの取引において0.1lotで1pipsの利益を得た場合、損益額は152.8円(1ドル)になります。


実際のチャートでゴールドのpipsを計算

実際の取引を想定して、ゴールドのpips計算を実践してみましょう。


以下のXAU/USDのチャートを見てみてください。

以下のXAU/USDのチャートを見てみてください

赤い四角部分の下の2604.525ドルでロングポジションを入れて、上の2722.828ドルで利益確定をした場合、約1183pips(118.3ドル)分の利益を獲得したことになります。


したがって、1lotで取引した場合は1pipsあたり10ドルの利益になるので、約11830ドル(183pips×10ドル)、日本円だと約180万円の利益が得られた計算になります。


実際のチャートを見て分かる通り、約1週間で1,000pips以上の変動と、ゴールドは非常にボラティリティが高いです。


取引数量を多くした状態で相場が想定と逆に動いた場合は、大きな損失につながるリスクがあるため注意が必要です。


ゴールドの損益からpipsも計算できる


先ほどはpipsから損益を計算しましたが、損益が分かればpipsも計算できます。


損益からpipsを求める計算式は以下のとおりです。


pips=損益 ÷ (0.1ドル × 取引数量)


例えば1lotで取引していて、200ドルの利益を狙っている場合は、20pips獲得する必要があります。


(計算式)200ドル ÷ (0.1ドル × 1lot)=20pips


また、もしも1lotの取引数量で500ドルの利益を1日で得たいならば、1日50pips獲得する必要があることも分かるでしょう。


ゴールド取引の目標利益はpipsから計算できる

>ゴールド取引の目標利益はpipsから計算できる

ゴールド取引でどれくらいの利益を目標にするかはpipsから計算することができます。

たとえば、ゴールド/米ドルが1日あたり約300pips、1時間あたり約100pips変動する傾向にあるとしましょう。


デイトレードの場合は、1日のボラティリティの何%、スキャルピングの場合は1時間のボラティリティの何%取るかを決めておくと、目標利益もおのずと計算できるようになるのです。


たとえば1日のボラティリティの10%を狙おうと決めた場合は、約30pips(300pips×10%)狙うことになります。


したがって、1lotで取引した場合は300ドルが目標利益になります。


(計算式)30pips × 0.1ドル ×1lot(10万通貨)=300ドル


ゴールド取引の適正ポジション量もpipsから計算する

ゴールド取引の適正ポジション量もpipsから計算するボラティリティが高いゴールドを取引する際は、事前に損切りを決めたうえで、適正なポジション数量を決めることが重要です。


実際にどのように適正なポジション数量を計算すればよいのか見ていきましょう。


許容損失額から損切りまでのpipsをつかって、どれくらいのポジション数量を保有するべきなのかを求める計算式は以下のとおりです。


 取引数量=許容損失額 ÷ 損切りまでのpips ÷ 0.1ドル ÷ 100


たとえば許容損失額が500ドル、損切りまで20pipsの場合、2.5lotが適切なポジション数量となることが分かります。


(計算式)500ドル ÷ 20pips ÷ 0.1ドル ÷ 100=2.5lot


pipsから許容損失を計算するのは避ける


資金管理の観点から、取引をはじめる前に許容損失額を決めておくことは大事ですが、損切りの目安にpipsを用いるのは危険です。


なぜなら取引数量によって、同じ損切りpipsでも損失額が異なるので、pipsだけ見ていると取引資金に対して、大きな損失を抱えかねないからです。


したがって、資金管理をするには許容損失額を決めてからトレード戦略を組み立てることが大切です。


ゴールドの取引を始めるならEBC

EBC Financial Group

EBCは、英国FCAライセンスやオーストラリアASICライセンスなど、世界トップレベルの金融ライセンスを保有している信頼性の高い海外FX業者です。


また、万人向けの口座とプロ向けの口座2タイプの口座を提供しており、さまざまなトレーダーの取引ニーズに応えています。


さらにFX通貨ペアだけでなく、コモディティや株価指数などさまざまな銘柄の取引に対応しています。


ゴールドの最大レバレッジが500倍と高く、大口注文の約定率も高いので、大きな資金でゴールドを取引したい方は相性がいいのです。


信頼性の高いFX業者を探している方は、EBCで取引を体験してみましょう。


まとめ


この記事では、ゴールドのpips計算について基本から、利益計算の方法、リスク管理での使い方に至るまで詳しく解説してきました。


pipsという表現一つでも、銘柄によって取引単位が異なります。


とくにゴールド/米ドルの1pipsは0.1ドルと、FX通貨ペアよりも大きいのでボラティリティが高いことを意識して取引することが重要です。


本記事で紹介した利益目標の計算やポジション数量の計算をぜひ活用して、海外FX業者EBCでゴールド取引へ取り組んでみてはいかがでしょうか。



※当記事は、日本国内在住の方は対象ではございません。また日本国外に在住している方へ向けた情報提供のみを目的としており、投資についてのアドバイスや助言は一切行っておりません。



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