FXで損切りしないで待つのは正解なのか?上がるまで待つデメリットや対策方法を解説!

2024-11-04
要約

損切りをせずにうまくいった経験があるトレーダーもいます。FXで損切りしないメリットやデメリットだけでなく、損切りしないでも成り立つ取引手法を解説します。

FXでは損切りが重要だとよくいわれますが、損切りをせずにうまくいった経験があるトレーダーの方も一定数いるのではないでしょうか?


たしかに為替はレンジ相場が7割を占めると言われる通り、ポジションを持っていればいずれ利益となるケースもあります。


しかし、たとえ何度かうまくいったとしても、損切りをしないとトータルで負けてしまう可能性は高まるのです。


「FXで損切りせずに成り立つ取引方法はないのか?」

「FXでどうしても損切りができない場合の対処法はないのか?」


損切りが重要だと聞いても実際に行うことが難しいと悩んでいるトレーダーの中には、上記のような疑問を持つ方もいることでしょう。


この記事では、FXで損切りしないメリットやデメリットだけでなく、損切りしないでも成り立つ取引手法についても含めて、以下8つの項目で解説します。


  1. FXで損切りが重要だといわれる理由

  2. 実際はFXで損切りしない方がいいのか?

  3. FXでは損切りしないとどうなるのか

  4. FXで損切りができる人になるためには?

  5. FXで損切りしないでも成り立つ取引手法

  6. FXで損切りしない手法に向いている人

  7. FXで損切りしない取引手法を使う際の注意点

  8. 信頼性が抜群の海外FX業者EBCでFXに挑戦する

  9. まとめ


FXで損切りが重要だといわれる理由

電話とラップトップコンピューターで株価動向を見守っている人

FXでは以下のような理由から損切りが重要だといわれています。


  1. 勝率100%はあり得ないから

  2. リスクを最小限にして利益を積み重ねることが重要だから

  3. 精神に大きな負担がかかって冷静な判断ができなくなるから


FXには勝率100%の手法は存在しないので、なるべくリスクを最小限にして利益を積み重ねることが重要です。


また損切りをせずに含み損を抱え続けると精神的な負担がかかり、冷静な取引判断もままなりません。


FXにおいて損益面だけでなく、メンタル面で安定したトレードを目指すためには、損切りが不可欠なので、重要だといわれています。


実際はFXで損切りしない方がいいのか?

損切りをしなくても助かった経験があるトレーダーにとって、損切りはしない方がいいのではないかと考えたことがある方も多いのではないでしょうか。


結論、FXで損切りしない方がいいと考えるのは間違いです。


たしかに、為替はレンジ相場が7割を占めると言われる通り、ポジションを持っていれば戻ってくるケースも多いです。


実際に以下画像のような取引では、損切りをせずに含み損に耐えていれば、利益になりました。

買いポジションを保有すれば利益になるかもしれない

ただし、これは偶然レートが戻っただけで、仮に下降トレンドが続けば強制ロスカットされるまでポジションを持ち続ける危険性があることも忘れてはなりません。


損切りをしないとどうなるのかについて、詳しくは次の見出しで解説します。


FXでは損切りしないとどうなるのか

FXでは損切りしないと以下のような状況に陥りかねないので、損切りに関する取引プランをしっかりと立てた上で取引に臨むようにしましょう。


  1. コツコツドカンになる

  2. レートが上がるまで待つ間にロスカットになる

  3. 冷静な判断ができずに取引チャンスを逃す


コツコツドカンになる

FXで損切りをしなかった結果、一回の損失で細かく積み重ねた利益を失い「コツコツドカン」になってしまうのは、トレードにおける失敗の典型です。


特に勝率は高いにもかかわらずリスクリワードが低い取引を続けていると、コツコツドカンに陥りやすいです。


損切りをせずに取引が偶然うまくいくと、たしかに勝率は高まります。


しかしトータルで利益を残すためには、勝率ばかりにこだわりすぎず損切りをしっかりと行ってリスクを管理しておくことが重要なのです。


レートが上がるまで待つ間にロスカットになる

FXでは、損切りしないで上がるまで待っているとロスカットになるケースもあります。


以下の画像では、買いポジションを保有後に一時的な下落が発生しています。

一時的な下落が発生する

下落が発生しても損切りをしないと、レートが建値に戻るのを待つ間にロスカットされるという事例もよくあり得るのです。


冷静な判断ができずに取引チャンスを逃す

FXで損切りせずに含み損を抱えてしまうと、冷静な判断ができずに取引チャンスを逃す可能性もあります。


たとえば以下画像のように、買いポジション保有後に価格が下落して損切りしない期間が続くと、せっかく取引できるチャンスを逃してしまいます。

損切りしない期間が続くと取引できるチャンスを逃してしまう

また含み損に耐えることばかりに気がいくあまりに、この下落を取引チャンスとして捉えられるほどの冷静な判断ができなくなる可能性もあるのです。


FXで損切りができる人になるためには?

リビングルームにあるラップトップ

FXで損切りができる人になるためには、以下の方法を使って取引へ臨むように意識してみるとよいでしょう。


  1. 逆指値注文を使って機械的に損切りをする

  2. 取引のリスクリワードを考える

  3. 定期的に証拠金を見直す


どうしても損切りできない場合は、逆指値注文を使って事前に損切りラインを設定してしまえば強制的に損切りができるようになります。


さらに勝率ではなく、取引のリスクリワードを重視する思考へ変えれば損切りに対して一喜一憂せずに済むようになります。


また取引で得た利益を定期的に出金するなどして、定期的に証拠金を見直して調整することも損切りをしてもメンタルを安定して取引を続けていくためには大切です。


FXで損切りしないでも成り立つ取引手法

スマホを持って株価動向を特定している

ここまで解説してきたとおりFXは損切りが重要ですが、損切りしないでも成り立つ取引手法も存在します。


ここではFXで損切りしないでも成り立つ取引手法の例として、以下の2点を解説します。


  1. 低レバレッジで価格が戻るまで待つ

  2. 両建てをして含み損を固定する


低レバレッジで価格が戻るまで待つ

FXで損切りせずにポジションを持ち続けることは危険だと解説しましたが、ロスカットにならないくらい低レバレッジであればレートが戻るまで待つ方法は有効です


損切りしない手法を試すのであれば、レバレッジ1倍〜2倍の低レバレッジが現実的だといえます。


たとえば、10万円の証拠金を使って、ドル円を1ドル=150円で1.000通貨保有するとします。なおレバレッジは1.5倍となります。


この場合、100pips(1円)レートが逆行すると含み損は1.000円、1.000pips(10円)逆行すると10.000円です。


したがってレバレッジが1.5倍程度であれば、ドル円のレートが140円~160円の間を変動しても証拠金維持率には余裕があり、その間に価格が戻る確率は極めて高くなります。


このように冷静に取引ができたり他の銘柄を取引できたりするぐらい、余裕があるレバレッジであれば損切りしない取引手法も有効なのです。


両建てをして含み損を固定する

FXで損切りせずに両建て状態にすれば含み損を固定することができます。


固定したままでは利益は発生しませんが、天井や底でポジションを保有して両建てをすることができれば、いざトレンドが発生した際に片方のポジションを解消すると利益につながります。


両建てポジションを解消するタイミングには少し取引経験が必要になるので、まずは過去チャートで検証してから行うことでリスクを抑えられます。


ただし多く海外FX業者では、複数口座や業者間の両建ては利用規約で禁止されているので、活用する前に利用規約はしっかりと確認しておくようにしましょう。


FXで損切りしない手法に向いている人

ラップトップで株式取引を行う

FXで損切りしない取引手法に向いている人の特徴として、以下の2点を挙げられます。


  1. 資金に余裕がある人

  2. 長期的に利益を積み重ねていきたい人

  3. メンタルが強い人


損切りしない取引手法は低レバレッジで取引を続ける必要があるので、取引資金が相当大きくない限り大きな利益を狙うことは難しいです。


したがって、資金に余裕がある人や長期的に利益を積み重ねていきたい人が、FXで損切りしない手法に向いています。


また、メンタルが強い人でなければ日々の含み損に耐えたり計画的に追加ポジションを積んだりできない可能性があります。


したがって、単に損切りが嫌だからしたくないといった考えの人は、損切りをしない方法には向いていません。


FXで損切りしない取引手法を使う際の注意点

本棚に置かれる書籍

FXで損切りしない取引手法を使う際の注意点は以下の通りです。


  1. 取引戦略を計画的に立てておく

  2. 資金管理をしっかり行う


FXで損切りしない取引手法はどうしてもリスクが高くなるため、取引戦略は計画的に立てておく必要があります。


特に損切りではなくナンピンをする予定の場合は、無計画にポジションを増やすと想定していた損失を大幅にオーバーしてしまう危険性があるので計画的に行うようにしましょう。


また、証拠金やレバレッジをコントロールできていないとロスカットに遭う可能性が高まるので、資金管理に関するルールもしっかり決めておくようにしましょう。


信頼性が抜群の海外FX業者EBCでFXに挑戦する

EBCファイナンシャル・グループ

EBCは、英国FCAライセンスやオーストラリアASICライセンスなど、世界トップレベルの金融ライセンスを保有している信頼性の高い海外FX業者です。


EBCでは、最大レバレッジ500倍やロスカット比率30%、低スプレッドを実現しているプロ向け口座など取引環境も整っています。


またロスカット比率も30%と低めなので、証拠金をフルに活用した取引だけでなく、低レバレッジを活かした取引手法も実践できます。


さらにFX通貨ペアだけでなく、コモディティや株価指数などさまざまな銘柄の取引に対応している点も魅力です。


ハイスペックな取引条件でFXに取り組みたい方は、EBCで取引を体験してみましょう。


まとめ

今回はFX損切りが重要だといわれる理由から、実際は損切りしない方がいいのかという疑問についてまで詳しく解説してきました。


リスクを抑えて取引チャンスを増やすためにも、FXでは原則として損切りをすることが重要です。


ただし、レバレッジを調整したり、両建てを駆使したりすれば損切りせずに成り立つ取引方法もあります。


この記事で紹介したFXで損切りしない取引手法を使う際の注意点を踏まえたうえで、損切りに悩んでいる方はまずは検証から試してみてはいかがでしょうか。


※当記事は、日本国内在住の方は対象ではございません。また日本国外に在住している方へ向けた情報提供のみを目的としており、投資についてのアドバイスや助言は一切行っておりません。


免責事項: この資料は一般的な情報提供のみを目的としており、信頼できる財務、投資、その他のアドバイスを意図したものではなく、またそのように見なされるべきではありません。この資料に記載されている意見は、EBCまたは著者が特定の投資、証券、取引、または投資戦略が特定の個人に適していることを推奨するものではありません。

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