XAUUSDとは、金(XAU)を対ドル(USD)で取引する差金決済取引の一種であり、ゴールドを手軽に取引できる方法として知られています。この記事では、XAUUSDの特徴や取引する際のポイント、どこのFX業者で取引できるのかなどを詳しく解説します。
【初心者必見】XAUUSD(ゴールド)とは?特徴や証拠金の計算方法、取引のポイントを解説!
XAUUSDとは、金(XAU)を対ドル(USD)で取引する差金決済取引の一種です。
XAUUSDではゴールドの現物を取引する必要がないので、ゴールドを手軽に取引できる方法として知られています。
「XAUUSDを取引してみたいけど、どんな特徴の銘柄なのか?」
「XAUUSDを取引する際のポイントを知りたい。」
「XAUUSD」と聞くと、上記のような疑問や要望を持つ方も多いのではないでしょうか?
この記事では、XAUUSDの特徴からどこのFX業者で取引できるのか、取引する際のポイントなど、以下の6つの項目で詳しく解説します。
FXで取引できるXAUUSD(ゴールド)とは?
XAUUSD(ゴールド)を取引するなら知っておきたい3つの特徴
EBCでXAUUSD(ゴールド)を取引する
XAUUSDを取引するためにはいくら必要?
XAUUSDを取引する際のポイントや注意点
まとめ
FXで取引できるXAUUSD(ゴールド)とは?
XAUUSDとは、金(XAU)を対ドル(USD)で取引する差金決済取引の一種です。
差金決済取引とは、証拠金を担保にFX業者などを通して金のような銘柄を売買し、その価格差から利益を得る取引のことです。
つまり、XAUUSDを取引することで現物の金をわざわざ購入しなくても、金の価格変動に応じて利益を狙えます。
XAUUSDの他に、XAUGBP(ポンド建て)やXAUEUR(ユーロ建て)などもありますが、ドル建てが中でも取引量が多く、金の価格を左右する主要な指標としても注目されています。
XAUUSDとGOLDの違いとは?
結論から言うと、XAUUSDとGOLDの違いは「現物を所有しているかどうか」です。
XAUUSDは現物を所有せず、FX業者などを通して通貨と同じように金を取引します。またハイレバレッジをかけて少ない資金で大きな利益を狙えることも特徴です。
一方GOLDは、金の現物を所有し購入時より価格が上がったら売却します。実物資産としての安心感はあるものの、多額の購入費用や保管コストがかかるのがデメリットです。
つまり、XAUUSDとGOLDはどちらも「金」を対象に取引していることには変わりがありませんが、XAUUSDの方が手軽に金を取引できると覚えておくと良いでしょう。
なお、FX業者によっては「XAUUSD」が「GOLD」という表記で商品提供されており、「XAUUSD = GOLD」として取引できるケースもあります。
XAUUSD(ゴールド)を取引するなら知っておきたい3つの特徴
XAUUSD(ゴールド)を取引する前に以下3つの特徴を抑えておくと、取引判断もしやすくなります。
ボラティリティが高い
23年間上昇トレンドが続いている
有事の際に買われる傾向がある
ボラティリティが高い
XAUUSDは、比較的ボラティリティが高い銘柄として、知られています。
実際にどれくらい相場価格が変動するのか調査した結果を、以下の表にまとめました。
期間 | 変動幅(pips) |
1時間(2024年10月31日) | 約210pips |
1日(2024年5月23日) | 約500pips |
1週間(2024年4月1日~4月7日) | 約970pips |
1ヶ月間(2024年7月1日~7月31日) | 約1,200pips |
たとえばドル円は、1週間に300〜400pips(3円~4円)動くことも珍しいです。それと比べると1週間で約970pips動くこともあるXAUUSDはボラティリティが高いといえます。
XAUUSDの高いボラティリティを活用すると大きな利益を狙うことができますが、リスク管理も重要になります。
ゴールド取引は難しいのかについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫【FXトレーダー向け】ゴールド取引は難しいのか?4つの理由や対策方法について解説!
23年間上昇トレンドが続いている
XAUUSD(ゴールド)は2001年から現在(2024年)に至るまで、約23年間上昇トレンドが続いています。
2001年の価格は1オンス=約270ドルでしたが、2024年11月時点では1オンス=約2,700ドルを超えており、約23年間で価格が10倍になっています。
金の価格が上昇し続けている背景には、インフレ懸念や各国による積極的な金の買い入れが挙げられます。
特に中国やロシアは、アメリカからの経済制裁への備えとしてドル資産の割合を減らし、金を積極的に保有する方針を取っていることが、金価格の上昇を後押しする要因の1つとなっています。
有事の際に買われる傾向がある
「有事」とは、戦争や経済危機などの非常事態が起きて、社会的に不安や混乱が広がる状況のことを指します。
有事の際は、通貨や株式の価値が暴落する可能性があるため、投資家はリスクを回避しようと安定資産へ資金を移す傾向が強いです。
特に金は世界共通で価値が認められており、非常事態のときに需要が高まることから「有事の金」とも呼ばれています。
過去の例では、2008年のリーマンショック時やロシア・ウクライナ戦争の影響を受けて、金の価格が急騰したことがありました。
つまり世の中が危機的な状況になればなるほど、金の需要は増加し、買われやすくなる傾向にあるのです。
EBCでXAUUSD(ゴールド)を取引する
EBCは、英国FCAライセンスやオーストラリアASICライセンスなど、世界トップレベルの金融ライセンスを保有している信頼性の高い海外FX業者です。
XAUUSDの取引に対応していることはもちろん、XAUUSDのレバレッジは最大500倍までと非常に高いことも魅力です。
また、ロスカット比率30%、低スプレッドを実現しているプロ向け口座など取引環境も整っています。
ハイスペックな取引条件でXAUUSDの取引に取り組みたい方は、EBCで取引を体験してみましょう。
海外FXでゴールドを取引するメリットについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫海外FXでゴールドを取引するメリット|おすすめの業者や比較のコツを解説!
XAUUSDを取引するためにはいくら必要?
XAUUSDの取引に必要な資金は、ロット数やレバレッジによって変わります。XAUUSDの取引に必要な資金は以下の計算式で求められます。
ロットサイズ × 取引量(オンス) × 金価格 ÷ レバレッジ = 必要証拠金
例えば金価格が2,500ドル、1ロット分(100オンス)を500倍のレバレッジで取引する場合、必要証拠金は以下のようになります。
1(ロット) × 100(オンス) × 2,500(ドル) ÷ 500(倍) = 500(ドル)
また、ロットサイズごとの必要証拠金を以下にまとめました。(レバレッジ500倍の場合)
ロットサイズ | 取引量(オンス) | 必要証拠金 |
0.01 | 100 | 5ドル(約763円)※1 |
0.1 | 100 | 50ドル(約7634円) |
0.5 | 100 | 250ドル(約3万8,000円) |
1 | 100 | 500ドル(約7万6,000円) |
5 | 100 | 2,500ドル(約38万円) |
XAUUSDの1pipsはいくら
XAUUSDの1pipsは0.1ドル(10セント)です。
たとえばゴールドの価格が2,510.400ドルから2,511.400ドルまで上昇したとすると、10pips上昇したことになります。
XAUUSDの1pipsが何を表すのかを理解しておくと、損益計算や相場状況を把握するのに役立つので覚えておきましょう。
XAUUSD取引における1pipsの詳細については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫【初心者必見】ゴールドの1pipsはいくらなのか?FXとの違いからロット数の計算方法まで詳しく解説!
XAUUSDを取引する際のポイントや注意点
ここまでXAUUSDの特徴や必要な資金について解説してきました。実際にEBCでXAUUSDを取引してみたい方は、以下のポイントや注意点に気をつけましょう。
取引時間に気をつける
リスク管理をしっかりと行う
スキャルピングも有効
ドル円のレートも参考にする
取引時間に気をつける
XAUUSDは、平日であればほぼ24時間取引が可能です。
特にニューヨーク市場とロンドン市場が重なる「21:00〜翌2:00」は、市場が活発になり、値動きが激しくなるので取引チャンスも多くなります。
ただし、FX業者によってはサーバーのメンテナンス時間が設けられている場合があり、取引できない時間帯があることに注意しましょう。
たとえば、EBCにおけるXAUUSDの取引時間とサーバーのメンテナンス時間は以下の通りです。
取引時間 | サーバーメンテナンス時間 |
08:05(月)~ 06:58(土) | 06:58~08:05(毎日) |
メンテナンス時間付近でトレードすると、ポジションの新規取引や決済ができず、急な価格変動に対応できない可能性があるため、なるべく避けて取引しましょう。
XAUUSDの取引時間については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫EBCにおけるXAUUSD(ゴールド)の取引時間|ゴールド取引に向いている時間帯や注意点も解説
リスク管理をしっかりと行う
XAUUSDはボラティリティが高いため、予想通りに価格が変動すれ大きな利益を狙える可能性がありますが、予測が外れた場合は損失も大きくなりやすいです。
損失を最小限に抑えるためには、以下のようなリスク管理が非常に重要です。
ロットサイズやレバレッジを抑える
損切りラインを設定する
資金管理を徹底する
トレード資金に余裕を持たせておくと、いざ損切りとなったとしてもメンタルを安定して取引を続けられます。
スキャルピングも有効
XAUUSDのようにボラティリティが高く、頻繫に価格が変動する銘柄では、スキャルピングのような短期売買も有効です。
特にロンドン市場やニューヨーク市場の時間帯は取引が活発になるため、スキャルピングで効率よく利益を狙うチャンスといえます。
ただしスキャルピングは取引回数が多くなるので、スプレッドや手数料が低いFX業者や口座タイプを選んで、取引コストを抑えることが重要です。
XAUUSDのスキャルピングをEBCでするのであれば、スプレッドを最小限に抑えられるPRO口座の利用がおすすめです。
XAUUSDのスキャルピング手法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫【FXトレーダー向け】ゴールド取引で役立つ手法5選|スキャルピングに特化した手法や注意点も紹介
ドル円のレートも参考にする
XAUUSDとUSDJPY(ドル円)のレートは、以下のように逆相関の傾向にあり、両者を合わせて取引判断をすることがトレードに役立ちます。
XAUUSDが上昇 = USDJPYが下落
XAUUSDが下落 = USDJPYが上昇
XAUUSDとUSDJPYが逆相関になる傾向にある理由は、XAUUSDは対ドルでゴールドを取引することにあります。
ドルが買われた結果としてUSDJPYが上昇した場合、対ドルでゴールドの価値も下がるのでXAUUSDが下落する傾向にあるのです。
ドル円との相関性を理解してXAUUSDを取引することで、トレード戦略を立てやすくなるでしょう。
まとめ
この記事ではXAUUSDの特徴や取引する際のポイントについて、詳しく解説しました。
XAUUSDはボラティリティが高く、短期間で利益が狙えるスキャルピング取引も有効です。ただし変動幅が大きい分、徹底したリスク管理が必要であることには注意です。
最初のうちは、余剰資金で始めてみたりロットサイズやレバレッジを抑えて取引したりすることで、安定した取引ができるようになるでしょう。
EBCBでXAUUSDを取引してみたい方は、金の特徴やドル円との相関関係を理解した上で、取引に挑戦してみてください。
※当記事は、日本国内在住の方は対象ではございません。また日本国外に在住している方へ向けた情報提供のみを目的としており、投資についてのアドバイスや助言は一切行っておりません。