ゴールド(XAUUSD)は安定した上昇トレンドと分かりやすい値動きで注目されています。この記事では、基本手法やスキャルピング戦略、リスク管理を解説します。
ゴールドは、2024年以降さらに高値を更新し続けていることから、初心者から上級者まで幅広いトレーダーに注目されている取引銘柄です。
長期的に安定した上昇トレンドを形成しているのでテクニカル分析が効きやすく、かつ値動きの特徴が分かりやすいことがゴールドを取引するメリットでもあります。
「ゴールド取引でどのように利益を狙うのか?」
「リスクを抑えて効率的に利益を狙う取引手法を知りたい!」
「ゴールドを取引するメリット」と聞くと、上記のような疑問や要望を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ゴールドの基本的な取引手法やスキャルピングに特化した取引手法に至るまで、以下7項目で解説します。
ゴールドを取引する2つのメリット
ゴールドはスキャルピングにも向いている
ゴールドの基本的な取引手法3選
ゴールドのスキャルピング取引で役立つ手法2選
ゴールドの取引手法を試す際の注意点
EBCでXAUUSD(ゴールド)を取引する
まとめ
XAUUSD(ゴールド)の特徴や取引のポイントについては、以下の記事もご覧ください。
≫【初心者必見】XAUUSD(ゴールド)とは?特徴や証拠金の計算方法、取引のポイントを解説!
ゴールドを取引する2つのメリット
ゴールドを取引することには、以下2つのメリットがあります。
長期的に上昇トレンドが継続している
値動きの特徴が分かりやすい
長期的に上昇トレンドが継続している
ゴールドは2001年から現在(2024年)まで、約23年間にわたって上昇トレンドを継続しています。
23年間トレンドが続いていることからも分かる通り、ゴールドは一度発生したトレンドが続きやすいので、順張りで利益を伸ばしやすいです。
また長期的なトレンドが明確であることから、テクニカル分析が非常に効果的に機能します。
実際にゴールドの日足チャートに100期間移動平均線を表示してみました。
2024年1月1日~11月30日にかけてゴールドの相場価格は100期間移動平均線の上で推移していることから、移動平均線を押し目買いの目安にするといった判断ができます。
値動きの特徴が分かりやすい
ゴールドの値動きには以下のような特徴があります。
ドル円と逆相関になる傾向にある
有事の際に買われる
ゴールドは対ドル(XAUUSD)で取引されることが多く、ドル円と逆相関になる傾向があります。
したがって、ドル円が下落するとゴールドが上昇する相場がたびたび発生するのです。
また、経済危機や戦争などの有事において、ゴールドは「安全資産」として買われる傾向もあります。
したがって、戦争や経済危機の有事の際やドル円が下落している際にゴールドを買うなど、ゴールドの特徴を活かした取引をしやすいのです。
ゴールドはスキャルピングにも向いている
ゴールドは、以下のような理由から短期間で値幅を狙うスキャルピング取引に適した銘柄です。
ボラティリティが大きい
取引コストの負担が少ない
ボラティリティが大きい
ゴールドはFX通貨ペアと比較しても、値動き(ボラティリティ)が非常に大きいことで知られています。
以下に、ゴールドの一定期間における平均変動幅をまとめました。
期間 | 変動幅(pips) |
1時間(2024年10月31日) | 約210pips |
1日(2024年5月23日) | 約500pips |
1週間(2024年4月1日~4月7日) | 約970pips |
1ヶ月間(2024年7月1日~7月31日) | 約1,200pips |
1時間単位でも数百pips変動するケースがあることから、数分程度で決済をするスキャルピングでも十分な値幅を確保できるのです。
取引コストの負担が少ない
スキャルピングでは取引回数が多くなるため、1トレードにおけるスプレッドをどれだけ抑えられるかが利益を積み重ねるためには重要になります。
さきほども解説した通りゴールドはボラティリティが大きいことから、値幅に対するスプレッドの割合が小さくなり、コスト負担を抑えつつ利益を狙うことができるのです。
たとえば、2024年12月3日時点の海外FX業者EBCにおけるXAUUSDのスプレッドは約6pipsとなっています。
同日のゴールドは、5分で50pips変動する時間もあることから取引コストの負担の少なさが分かるでしょう。
ゴールドの基本的な取引手法3選
ゴールドを取引する際の基本的な取引手法として、以下の3つを紹介します。
移動平均線を目安に押し目買い
水平線ブレイクで押し目買い
大幅な調整時に底固めを確認して買い
ゴールドは上昇トレンドを継続しているので、押し目買いが基本になります。それではそれぞれの手法を見ていきましょう。
その1:移動平均線を目安に押し目買い
ゴールドのようにトレンドが続きやすい銘柄では、トレンド系インジケーターの代表である移動平均線を基準に押し目を狙う取引手法の相性がいいです。
まずは、1本の移動平均線(90MA)を日足チャートに表示します。そして価格が一時的に移動平均線に接近して、陽線で反発したことを確認してエントリーします。
たとえば以下のようなチャートでは、価格が移動平均線で反発を示したものの陽線で反発したわけではないので、ローソク足数本分エントリーを様子見します。
損切りは反発を確認したローソク足の安値、利益確定は主要な水平線タッチです。
その2:水平線ブレイクで押し目買い
上昇トレンドを続けているゴールドでは、次の高値を突破するかどうかを多くのトレーダーが注目しています。
したがって、4時間足や日足などの上位足で重要視されている水平線を上にブレイクしたこと確認して、押し目買いを狙います。
損切りはブレイクした水平線を下回ってローソク足が確定したタイミング、利益確定は主要な水平線タッチです。
特に長期間形成されたレンジを上抜けた場合は、大きな上昇幅を期待できます。
その3:大幅な調整時に底固めを確認して買い
大幅に価格が調整した際に押し目買いをすると、より有利な価格でゴールドの買いポジションを保有できます。
ただし注意したいのが、ゴールドはボラティリティが大きく、時には予測しているよりも大幅に下落することがある点です。
したがって、大幅な調整時は、底を固めるのを待ってから買いエントリーをすることでリスクを抑えられます。
損切りは底を固めたレンジの下限、利益確定は主要な水平線タッチです。
ゴールドのスキャルピング取引で役立つ手法2選
ゴールドのスキャルピング取引で役立つ取引手法として、以下の2つを解説していきます。
上位足の水平線タッチの反発で買い
1分足のダブルボトムに注目した買い
その1:上位足の水平線タッチの反発で買い
大幅な調整時でも、上位足の水平線は一時的なサポートラインとして機能することがあります。
したがって、4時間足や日足に水平線を引いておき、大幅な調整後の一時的な反発をスキャルピングで狙うことができます。
手法の概要は以下の通りです。
上位足(4時間足や日足)の水平線を引く
水平線に価格がタッチしたことを確認
価格の反発を分足(1分足や5分足)で確認し、エントリー
損切りは分足のローソク足が水平線を下回って確定したタイミング、利益確定は分足の水平線にタッチしたタイミングです。
その2:1分足のダブルボトムに注目した買い
通貨ペアだと分足のチャートパターンがだましで終わることも多いですが、ボラティリティの高いゴールドだと分足でもチャートパターンが完成する確率が高いのです。
中でもダブルボトムは発生頻度が高く、かつゴールドの長期トレンドに沿った買いエントリーもできるのでスキャルピングで有効です。
エントリーは、ダブルボトムの左側部分に到達したタイミングです。
損切りは、左側部分を明確に下回ったタイミング、利益確定はダブルボトムの完成地点です。
ただしダブルボトムのセオリー通り値幅が伸びる確率は低いので、少し早めに利益確定しておくことが勝率を高めるコツです。
ゴールドの取引手法を試す際の注意点
これまで紹介したゴールドの取引手法を試す際は、以下の点に注意しましょう。
値動きが大きくなりやすい取引時間がある
順張りをメインにする
リスク管理を徹底する
値動きが大きくなりやすい取引時間がある
ゴールドには、以下のように値動きが大きくなりやすい特定の時間帯があります。
概要 | 時間帯(日本時間) |
ゴトー日 | 10時 |
ロンドン市場の開場前後 | 夏時間:15時〜18時 |
冬時間:16時〜19時 | |
ニューヨーク市場の開場直後 | 夏時間:21時〜23時 |
冬時間:22時~翌0時 | |
ロンドンフィキシング | 夏時間:0時 |
冬時間:1時 |
特にスキャルピングをする場合は、上記の時間帯を意識して取引することで、効率的に利益を狙うことができます。
一方、上記の時間帯以外に取引をする場合はレンジ相場を形成する確率が高いので、逆張りも検討してみるとよいでしょう。
XAUUSD(ゴールド)の取引時間については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫EBCにおけるXAUUSD(ゴールド)の取引時間|ゴールド取引に向いている時間帯や注意点も解説
順張りをメインにする
ゴールドは長期的に上昇トレンドを維持しているため、特に長期間かけて大きな値幅を狙う際は順張りをメインとしておくことで勝率を高められる可能性があります。
一方でボラティリティが高いゴールドでは、逆張り取引は大きな損失を生むリスクがあります。
特に初心者は順張りを徹底することで、安定した利益を狙うことができるでしょう。
リスク管理を徹底する
ゴールドはボラティリティが高いので大きな利益を狙えますが、リスク管理は欠かせません。
以下のリスク管理ルールを事前に決めておき、トレードに取り組むようにしましょう。
エントリー前に必ず損切りポイントを決めておく
一度の取引で使用する資金を全体の資金の1~2%程度に抑える
ボラティリティが高い相場ではレバレッジを抑える
EBCでXAUUSD(ゴールド)を取引する
EBCは、英国FCAライセンスやオーストラリアASICライセンスなど、世界トップレベルの金融ライセンスを保有している信頼性の高い海外FX業者です。
ゴールドの取引に対応していることはもちろん、ゴールドのレバレッジは最大500倍までと非常に高いことも魅力です。
また、ロスカット比率30%、低スプレッドを実現しているプロ向け口座など取引環境も整っています。
ハイスペックな取引条件でゴールドの取引に取り組みたい方は、EBCで取引を体験してみましょう。
まとめ
この記事では、ゴールド(XAUUSD)がスキャルピングに向いている理由や実際のトレードで役立つ取引手法、そして取引時の注意点について詳しく解説しました。
ゴールドは、長期的な上昇トレンドが続いていること、値動きが分かりやすい特徴を持っていることから、初心者から上級者まで幅広いトレーダーに適した取引対象です。
また、高いボラティリティと低スプレッドにより、スキャルピングにおいても短期間で効率的に利益を狙える点が魅力です。
ただし、ボラティリティが高い分、リスク管理を怠ると大きな損失を被る可能性もあります。
損切りラインの設定や適切なレバレッジの利用、順張りを基本とした戦略を徹底することが重要です。
※当記事は、日本国内在住の方は対象ではございません。また日本国外に在住している方へ向けた情報提供のみを目的としており、投資についてのアドバイスや助言は一切行っておりません。