1月14日(火)、カナダドルは予想を上回る雇用統計の結果を受け、堅調に推移した。投機筋はカナダドル高が今後も続くと予想している。
1月14日(火)、カナダドルは12月の雇用者数が予想を上回ったとの報告を受け、堅調に推移した。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、投機筋はカナダドル高の継続が続くと予想している。
米金融当局が2025年の利下げ幅を縮小する中、米ドルは2年以上ぶりの高値付近で推移している。焦点は来週ホワイトハウスに戻る予定のトランプ大統領に移るだろう。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)によると、米連邦準備制度理事会(FRB)の今年の利下げ期待がさらに後退している。ゴールドマン・サックスは、堅調な米国経済と、金融緩和を鈍化させる可能性のある関税引き上げの可能性を理由に、ドルの見通しを上方修正した。
同行は今年のドル上昇率を5%と予測する一方、ユーロ、英ポンド、オーストラリアドルの見通しを従来の見方から転換し引き下げた。
ブルームバーグがまとめたCFTCのデータによると、ヘッジファンドを含む投資家は米ドル高を予測しており、ドルに対する強気ポジションは2019年1月以来の高水準となっている。
ブレント原油に対する投機的な強気ポジションは1月7日時点で8ヶ月ぶりの高値に上昇しており、カナダドルにとって明るい兆しとなる。欧米の極寒の天候により、暖房用のエネルギー需要が高まっている。
カナダドルは、12月18日から形成された取引レンジに下落した。そのため、1.4370付近のレジスタンスを下回る前に、一段上昇する可能性が高い。
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