1月15日(水)、英ポンドは前場で5日連続の下落が止まったものの、引き続き低迷した。英国の財政の持続可能性に対する懸念が重荷となっている。
1月15日(水)、英ポンドは前場で5日連続の下落の下落が止まったものの下落基調が続いた。英国の財政の持続可能性に対する懸念が重荷となっている。
英国債の大量供給が資産価格に圧力をかけ、英ポンドは2ヶ月半ぶりの安値を記録した。利回りの上昇により、財政ルールを満たすための財政支出の削減が必要となる可能性が高い。
先週、ポンドオプションの需要はミニ予算危機の際の水準を超えており、さらに2016年のEU離脱(ブレクジット)前後の水準にも達している。トレーダーはポンドが1.20ドルを割り込むことに備えている。
一部のトレーダーは、ポンドが2年以上ぶりの安値となる1.12ドルを下回ると予想している。一方、ブルームバーグの調査によると、ポンドは今四半期末までに1.26ドルまで上昇すると予想されている。
先進国におけるインフレ率の上昇など、昨年の好調を支えた一部のプラス要因が解消されつつある。英国の消費者物価は先月、前年比2.6%上昇すると予想されている。
イングランド銀行(中央銀行)のサラ・ブリーデン副総裁は先週、最近の状況は段階的な利下げに適しているものの、適切な緩和ペースを探るのは難しいと述べた。
RSI(相対力指数)は30前後で推移しており、英ポンドはほぼ売られ過ぎの状態にあることを示唆している。したがって、上昇する可能性があり、1.23がレジスタンスになると予想されている。
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