英ポンドは、英国の財政の持続可能性に対する懸念が通貨の重しとなり、5日間の下落を終えた後、水曜日は低迷した。
英ポンドは、英国の財政の持続可能性に対する懸念が引き続き重くのしかかる中、前日の取引で5日連続の下落を止めた後、水曜日も下落基調を維持した。
英国国債の大量供給が資産価格に圧力をかけ、通貨は2.5カ月ぶりの安値を記録し始めた。利回りの上昇は、財政規則を満たすために財政支出の削減が必要になるかもしれないことを意味している。
先週、ポンドオプションの需要はミニ予算危機の際の水準、さらには2016年のBrexit前後の水準を上回った。トレーダーはポンドが1.20ドル以下に急落することに備えている。
トレーダーの中には、ポンドが2年以上ぶりの安値となる1.12ドルを下回ると予想する者もいる。一方、ブルームバーグが調査したストラテジストらは平均して、四半期末までにポンドが1.26ドルまで上昇すると予想している。
先進国におけるインフレ率の上昇など、昨年の好調を支えたいくつかの逆風は弱まりつつある。英国の消費者物価は先月、前年比2.6%上昇すると予想されている。
イングランド銀行のサラ・ブリーデン副総裁は先週、最近の証拠は段階的な金利引き下げを支持するものだが、適切な緩和速度を判断するのは難しいと述べた。
RSIは30前後で推移しており、ポンドはほぼ売られ過ぎの状態にあることを示唆している。したがって、上昇が起こりつつある可能性があり、1.23に抵抗が見られる。
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