MT4に日本時間が表示されておらずお困りのトレーダーも多いのではないでしょうか?MT4にはGMTやUTCなどが基準となった時間が表示されているので、日本時間へ換算するか外部インジケーターを導入する必要があります。この記事では、MT4の日本時間表示について詳しく解説します。
MT4(MetaTrader 4)は、世界中のトレーダーが愛用する取引プラットフォームですが、日本時間が表示されていないことに戸惑った経験はありませんか?
これは、MT4が国際的な基準であるGMT(グリニッジ標準時)をもとに設計されており、初期設定ではロシア時間が表示されているためです。
そのため、日本時間で取引を行いたい場合は、時差を計算するか、日本時間を表示する外部インジケーターを導入する必要があります。
この記事ではMT4の日本時間表示について、日本時間に計算する方法や日本時間表示インジケーターの導入手順、インジケーターを使うメリットなど以下の項目で解説します。
MT4のチャートには日本時間が表示されていない
MT4の時間を日本時間に換算する方法は2つ
MT4の日本時間インジケーターのダウンロード方法
MT4で日本時間表示インジケーターを使うメリット
MT4の日本時間表示についてよくある質問
MT4で取引をするなら信頼性抜群の海外FX業者EBC
まとめ
MT4のチャートには日本時間が表示されていない
MT4はもともとロシアで開発されたチャートツールなので、初期状態で表示される時間が日本時間ではなく、ロシア時間となっています。
また、世界中の市場の流れでチャートの仕組みが考えられていることもMT4のチャートには日本時間が表示されていない要因の1つです。
日足の確定時間、つまりニューヨーク市場の閉場は日本時間では午前7時(夏時間の場合は午前6時)に該当します。
この時間をMT4チャート上の0時になるようにするために時間が設定されているのです。
MT4の表示時間と日本時間の時差はどれくらい?
MT4のチャートに表示されている時間は、国際的な基準時刻である「GMT(グリニッジ標準時)」に基づいています。
たとえば、GMTから2時間進んだ場合は「GMT+2」のような形で表現されます。
MT4に表示されているロシア時間はGMT+2(夏時間はGMT+3)、日本時間はGMT+9なので、時差は以下の通りになります。
夏時間:6時間
冬時間:7時間
なお一般的に夏時間とは、3月の第2日曜日~11月第1日曜日までの期間を指します。
MT5の日本時間表示については、以下の記事を参考にしてください。
MT5の表示時間を無料で日本時間にする方法|インジケーター導入時の注意点も解説!
MT4の時間を日本時間に換算する方法は2つ
MT4の時間を日本時間に換算する方法には、以下の2つがあります。
頭の中で時差を計算する
日本時間を表示できる外部インジケーターを導入する
頭の中で時差を計算する
日本時間とMT4に表示されている時間の時差が分かれば、頭の中で計算することができます。
計算の仕方は以下の通りです。
夏時間(GMT+3):MT4の表示時間 +6時間
冬時間(GMT+2):MT4の表示時間 +7時間
たとえば、MT4上で午前10時の場合、日本時間は午後5時(夏時間の場合は午後4時)となります。
ただし、海外FX業者ごとにMT4のサーバー時間が異なる場合があるため、ご利用の業者のサーバー時間を確認しておくようにしましょう。
なお海外FX業者EBCでは、MT4のサーバー時間がUTC+2(夏時間の場合UTC+3)に設定されています。UTCはGMTと同じと考えて問題はありません。
日本時間を表示できる外部インジケーターを導入する
MT4にはデフォルトで日本時間に変更する機能がありませんが、外部インジケーターを導入すればチャート上に日本時間を表示することができます。
頭の中で計算する方法はシンプルですが、取引に集中しなければならない状況下では手間がかかると感じる場面も少なくありません。
無料で使えるインジケーターも豊富、かつ慣れれば1分程度で導入することができるので、日本時間をMT4の取引で活用したい場合は外部インジケーターを使うのがおすすめです。
さらに各市場の時間を色別で確認できたり、ローソク足の残り時間を見ることができたりする機能があるインジケーターもあるので、他の機能にも注目してみるとよいでしょう。
MT4対応のおすすめインジケーターについては、以下の記事を参考にしてください。
MT4を日本時間表示にできるインジケーターのおすすめ3選|選ぶ際のポイントも解説!
MT4の日本時間インジケーターのダウンロード方法
MT4の日本時間インジケーターのダウンロード方法について、順に解説していきます。
外部インジケーターをMT4にダウンロードする方法については、以下の記事も参考にしてください。
【完全版】MT4へのインジケーターの入れ方|外部インジケーターの追加方法や削除方法も徹底解説
手順1:インジケーターをダウンロードする
まずは外部インジケーターをパソコンにダウンロードします。
今回は無料のインジケーターである「ShowJapanTime」をダウンロードして、手順を進めていきます。
なお「ShowJapanTime」は、EBCが提供しているインジケーターではありません。
手順2:MT4を起動し、インジケーターをダウンロードする
インジケーターをパソコンにダウンロードした後に、MT4を起動します。
画面上部から「ファイル」を選択し、「データフォルダを開く」をクリックします。
データフォルダを開いたら、「MQL4」→「Indicators」の順に進み、そのフォルダ内に先ほどダウンロードしたインジケーターのファイルをコピー&ペーストします。
なおインジケーターファイルをコピーする際は、EX4ファイルになっているかも確認しておきましょう。
手順3:MT4を再起動、または更新する
MT4を再起動すると、「インディケータ」の項目下にダウンロードされていることが分かります。
また「インディケータ」を右クリックすると表示されるメニューから「更新」を選択することでも適用されます。
そして、インジケーターをチャートへドラッグ&ドロップすると、MT4チャート上で日本時間を確認できるようになります。
MT4で日本時間表示インジケーターを使うメリット
MT4に対応している外部インジケーターの種類が豊富であることが、MT4で日本時間表示インジケーターを使う最大のメリットです。
日本時間表示を表示できるインジケーターといっても、日本時間の表示方法や、追加機能に違いがあります。
たとえば、先ほど紹介した「ShowJapanTime」では、日本時間をチャートの上に表示することができます。
また以下画像のように各市場の時間を色分けして表示することもできるので、市場別の値動きの特徴を掴んでトレードに活かすこともできます。
MT4であれば、自分の取引スタイルに合ったインジケーターを見つけることができるでしょう。
MT4の日本時間表示についてよくある質問
MT4の時間表示についてよくある以下の質問について、見ていきましょう。
スマホアプリでも日本時間を表示できますか?
無料と有料のインジケーターで違いはありますか?
インジケーターを使えない場合はどうしたらいいですか?
スマホアプリでも日本時間を表示できますか?
スマホアプリ版MT4には、外部インジケーターを導入することができないので、日本時間を表示することはできません。
したがって、 スマホアプリをメインにする場合は頭の中で計算するか、別途日本時間を確認する必要があります。
無料と有料のインジケーターで違いはありますか?
日本時間を表示できるインジケーターに関しては、無料版と有料版で機能にそれほど違いはありません。
したがって、まずは無料版の中から以下のポイントに注目してインジケーターを選んでみると良いでしょう。
日本時間がどのように表示されるか
追加機能が豊富かどうか
設定方法が複雑でないかどうか
MT4/MT5の両方に対応をしているか
インジケーターを使えない場合はどうしたらいいですか?
インジケーターを使えない場合は、以下のような原因が考えられるので、見直してみてください。
日本時間表示の設定になっていない
Zipファイルのままダウンロードしている
MT5のインジケーターをダウンロードしている
インジケーターとお使いのMT4の相性が悪い
MT4で取引をするなら信頼性抜群の海外FX業者EBC
EBCは、英国FCAライセンスやオーストラリアASICライセンスなど、世界トップレベルの金融ライセンスを保有している信頼性の高い海外FX業者です。
MT4/MT5に対応しているのはもちろんのこと、最大レバレッジ500倍やロスカット比率30%、低スプレッドを実現しているプロ向け口座など取引環境も整っています。
またデータ通信安定率や平均執行速度、1秒あたりの注文数など大口取引に重要となる取引環境の情報を公式HP上で明確に確認することができる点でも安心です。
さらにEBCでは、サイト上で取引に役立つMT4対応の便利ツールを提供しています。
プロが使うハイスペックな取引条件でFXに取り組みたい方は、EBCで取引を体験してみましょう。
まとめ
この記事では、MT4で日本時間が表示されていない理由や、日本時間へ計算する方法、さらに日本時間表示インジケーターの導入手順について詳しく解説しました。
MT4を日本時間に設定することで、取引ミスを防ぎ、スムーズなトレードが可能になります。
外部インジケーターには各市場のオープン時間やローソク足の残り時間を直感的に把握できるものもあるので、追加機能を考慮しつつインジケーターを選ぶと良いでしょう。
※当記事は、日本国内在住の方は対象ではございません。また日本国外に在住している方へ向けた情報提供のみを目的としており、投資についてのアドバイスや助言は一切行っておりません。