EBC研究所
要約
金価格は先週の史上最高値付近を維持しており、今年25%上昇し、最も好調なコモディティとして複数の記録を更新した。
金は先週記録した最高値付近で取引され、今年最も好調なコモディティの一つであり、およそ25%急騰した。
ゴールドマン・サックスは月曜日、中央銀行の需要と、FRBが今週の政策決定会合で利下げを間近に控えていることを理由に、金価格について楽観的な見通しを維持した。
ゴールドマン・サックスによると、今週25bpの利下げが実施された場合、金は短期的にはわずかな後退に直面するかもしれないが、その後、金上場投資信託(ETF)への資金流入の増加に助けられ、記録的な上昇に転じるという。
ブルームバーグのデータによると、金ETFのポジションは5月中旬に2019年以来の最低水準まで落ち込んだ後、ここ数カ月で大きく回復した。それでも、2020年の最高値を約25%下回っている。
中国人民銀行(中央銀行)は8月、4カ月連続で準備金としての金の購入を控えていたことが公式データで明らかになった。2023年、中国人民銀行は世界最大の金の買い手であった。
アナリスト達は、経済的な動機というよりも、準備資産としての米ドルへの依存度を下げたいといった政治的な動機から、価格が高騰しているにもかかわらず、同銀行はある時点で購入を再開すると予想している。
金は2590ドル付近で高値を維持し、短期的にはこの水準以上では買い手はほとんどつかないだろう。一方、その価格は50日指数移動平均線を大きく上回っており、かなり強い上昇傾向が示唆されている。
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