EBC研究所
要約
ドルは9週連続で上昇し、2014年以来最長記録を更新している。 ドルの上昇は数ヶ月続いており、これまでの引き締めサイクルに対する投資家の予想を打ち砕いた。
ドルは9週連続で上昇し、2014年以来最長の連勝記録となった。CFTCによると、ヘッジファンドは先週、ドルのネット・ショート・ポジションを50億ドル近く減らした。
これは、FRBの引き締めサイクルがほぼ終わりに近づいたという投資家の予想にもかかわらず、ドルが数ヶ月間上昇してきたことによる。
投機筋がグリーンバックのネット・ロング・ベットを増やしたのは7週中6週目だったが、一方でファンドはユーロのネット・ロング・ポジションを11月以来最小に減らした。
ECBは先週の政策決定会合で、ユーロ圏の今年の成長率見通しを0.9％から0.7％へ、来年の成長率見通しを1.5％から1％へ引き下げ、今年のインフレ見通しを5.4％から5.6％へ、来年のインフレ見通しを3％から3.2％へ引き上げた。
この決定はここ1年以上で最も重要なものであったと思われる。よりハト派的な当局者たちは、弱い成長、労働市場の冷え込み、そしてエネルギー価格の上昇を深く懸念していたが、ECB総裁は「堅実な多数派」が利上げを支持していると述べた。
ECBはまた、インフレ対策は終わったとの考えを否定した。ECBは、金利は今後も高水準を維持し、必要であればさらに上昇する可能性もあると述べた。
ユーロは7月にピークアウトした後、下降チャネルから抜け出せずにいる。今週末のFRB（米連邦準備制度理事会）を控え、金利動向の手がかりとなるようなレンジ取引が続くだろう。
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3月10日(月)ユーロは小幅上昇。ドイツの財政改革に後押しされ、ユーロは先週2009年以来の週間最高値を記録。一方、米国の雇用成長は2月に加速した。
2025-03-10
BLSによれば、米国では1月に14万3000人の雇用が増加し、失業率は予想されていた17万5000人の増加を下回る4％に低下した。
2025-03-07
