「MACDの表示方法がいつもと違う」と感じたことがよくあるでしょう。外部インジケーターを導入するか、インジケーターのプログラムを書き換える必要があります。
MT4でMACDを活用している方の中には「MACDの表示方法がいつもと違う」と感じたことがある方もいるのではないでしょうか?
実はMACDのMT4にはヒストグラムが表示されておらず、棒グラフ状のMACDラインとシグナルラインの2つのみが表示されています。
したがって、MT4でMACDを2本線表示にしたい場合は、外部インジケーターを導入するか、インジケーターのプログラムを書き換える必要があるのです。
今記事では、MT4でMACDを表示する方法や2本線にする方法、取引に役立つ外部インジケーターなどについて、以下の項目で詳しく解説します。
MT4におけるMACDの表示方法
MT4のMACDではヒストグラムが表示されない
MT4のMACDを2本線表示にする方法
MT4のMACDがさらに便利になるインジケーター
MT4/MT5で取引をするなら信頼性抜群の海外FX業者EBC
まとめ
MT4のインジケーターについては、以下の記事もご覧ください。
≫【全て無料】MT4で使えるインジケーターのおすすめ13選|表示・設定方法も解説
MT4におけるMACDの表示方法
MT4では、画面上部の「挿入」またはチャート横の「ナビケーター」項目よりMACDを表示することができます。
画面上部の「挿入」から表示する方法
画面上部の「挿入」をクリックして、「インディケータ」→「オシレーター」→「MACD」の順に進みます。
すると、MACDの設定項目が表示されます。設定完了後に「OK」をクリックします。
するとチャート上にMACDが表示されます。
ナビゲーターから表示する方法
「ナビケーター」から表示する場合は、「インディケータ」→「オシレーター」→「MACD」の順に進みます。
そして、MACDをクリックして、チャート上にドラッグ&ドロップをします。
すると同様に、MACDの設定項目が表示されるので、設定完了後に「OK」をクリックするとチャートにMACDが表示されます。
MACDの設定項目
MT4のMACDでは、主に以下の3項目の設定がMACDの利用に大きく関わります。なお以下はデフォルトの設定値です。
短期EMA:12
長期EMA:26
シグナル:9
MACDの構成要素の1つである「MACDライン」は、長期EMAと短期EMAの差(短期EMA - 長期EMA)を表します。
したがって、長期EMAと短期EMAの設定を変更することで、MACDラインを調整することができます。
またシグナルの設定を変更することで、MACDラインの移動平均線である「シグナルライン」を調整することができます。
デフォルトの設定値は多くのトレーダーに活用されており、かつ幅広い取引スタイルに対応できるので、設定の数値に迷った場合は変更をせずに使うことがおすすめです。
MT4のMACDではヒストグラムが表示されない
一般的にMACDは「MACDライン」と「シグナルライン」の2本のライン、そして棒グラフで表される「ヒストグラム」という3つの要素から構成されます。
しかし、MT4のMACDにはヒストグラムが表示されず、MACDラインとシグナルラインのみの表示となっています。
ヒストグラムが表示されていないからといって、MT4のMACDが使えないわけではありません。
MACDラインとシグナルラインのみの表示となっていることで、むしろシンプルにゴールデンクロスやデッドクロスなどの売買シグナルを確認できるともいえます。
しかしヒストグラムはいち早く表示できるという特徴があったり、普段見慣れているMACDを使いたい場合があったりなど、MACDを一般的な表示形式にしたい方もいるでしょう。
MT4では、これから紹介する方法でMACDを2本線+ヒストグラムの表示にもすることができます。
MT4のMACDを2本線表示にする方法
MT4のMACDを2本線表示にする方法として、以下の2つを解説します。
外部インジケーターをMT4に導入する
メタエディターからプログラムを書き換える
外部インジケーターをMT4に導入する
海外FX業者EBCが提供している「MACDインジケーター(二重線)」という外部インジケーターをMT4に導入することで、簡単にMACDを2本線とヒストグラムの表示にすることができます。
導入手順は以下の通りです。
MT4の上部「表示」→「言語」から言語設定を「chinese」に変更する
MT4を再起動する
インジケーターのパッケージをMT4にダウンロードする
EBCの外部インジケーターを活用する際は、MT4の言語設定を変更しなければいけない点に注意しましょう。
外部インジケーターをMT4にダウンロードする方法については、以下の記事も参考にしてください。
≫【完全版】MT4へのインジケーターの入れ方|外部インジケーターの追加方法や削除方法も徹底解説
メタエディターからプログラムを書き換える
MT4で自動売買システムを作成する際によく活用される「メタエディター」からMACDのプログラムを書き換えることで、以下のような2本線表示にすることができます。
プログラムを書き換えると聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、手順は外部インジケーターを導入する方法と同じくらい簡単です。
手順は以下の通りです。
MT4の上部「ツール」から「メタエディター」を選択する
画面左の「Indicators」から「MACD.mq4」を選択する
36行目のコードを「DRAW_HISTOGRAM」から「DRAW_LINE」に書き換える
変更を保存してメタエディターを閉じる
ナビゲーターの「インディケータ」を右クリックして更新する
メタエディターで書き換えるコードの詳細は、以下の通りです。
なおこの方法で変更されるのは、オシレーター内のMACDではなく、「インディケータ」→「Examples」内のMACDとなります。
また、ヒストグラムが表示されるわけではないので、ヒストグラムを活用したい場合は外部インジケーターを使うことをおすすめします。
MT4のMACDがさらに便利になるインジケーター
MT4でMACDをさらに便利に活用するために役立つ外部インジケーターとして、以下2つを紹介します。
ダイバージェンスを簡単に確認できるインジケーター「keys_MACD」
マルチタイムフレーム分析に役立つ「all_macd_v1.0_nmc_1」
ダイバージェンスを簡単に確認できるインジケーター「keys_MACD」
keys_MACDは、MACDのダイバージェンスを簡単に確認することができるインジケーターです。
MACDの谷と山、そしてチャートの高安値にトレンドラインを引いてくれるので、ダイバージェンスを確認しやすくなります。
さらにMACDに標準偏差を適用したラインも表示されるので、MACDの過熱感も把握しやすいのが特徴です。
2本線とヒストグラムのMACDに加えて、MACDの売買シグナルを視覚的に分かりやすく把握したいという方におすすめできるインジケーターであるといえます。
マルチタイムフレーム分析に役立つ「all_macd_v1.0_nmc_1」
all_macd_v1.0_nmc_1とは、さまざまな時間足のMACDを同時に表示できるインジケーターです。
たとえば、以下のチャートでは1分足から週足まで合計9つの時間足におけるMACDを表示しています。
上位足のMACD線を活用してマルチタイムフレーム分析を行っている方は、このインジケーターを活用すると分析の手間が省けるでしょう。
MT4/MT5で取引をするなら信頼性抜群の海外FX業者EBC
EBCは、英国FCAライセンスやオーストラリアASICライセンスなど、世界トップレベルの金融ライセンスを保有している信頼性の高い海外FX業者です。
MT4/MT5に対応しているのはもちろんのこと、最大レバレッジ500倍やロスカット比率30%、業界最低水準のスプレッドを実現しているプロ向け口座など取引環境も整っています。
またデータ通信安定率や平均執行速度、1秒あたりの注文数など大口取引に重要となる取引環境の情報を公式HP上で明確に確認することができる点でも安心です。
さらにEBCでは、サイト上で取引に役立つMT4便利ツールを提供しています。
プロが使うハイスペックな取引条件でFXに取り組みたい方は、EBCで取引を体験してみましょう。
まとめ
この記事では、MT4におけるMACDの表示方法や2本線表示に変更する方法、さらには便利な外部インジケーターに至るまで詳しく解説しました。
MACDは、相場におけるトレンドをいち早く把握するために適しているテクニカル指標ですが、MT4における表示方法は少し独特です。
設定を変えずとも十分使うことができますが、表示方法に違和感がある場合はEBCのインジケーターを活用して一般的な表示に変更をしておくと良いでしょう。
さらに、今記事で紹介したMT4対応の外部インジケーターを活用して、MACDをさらに本格的にトレード戦略に取り入れてみてはいかがでしょうか。
※当記事は、日本国内在住の方は対象ではございません。また日本国外に在住している方へ向けた情報提供のみを目的としており、投資についてのアドバイスや助言は一切行っておりません。
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インデックス取引の仕組みを学び、主要な戦略を探り、リスクを管理し、市場動向を理解して、S&P 500 や Nasdaq 100 などの主要なインデックスを取引します。
2025-03-10