MT4では、画面上部の「挿入」メニューから簡単に5種類のフィボナッチツールを表示・設定できます。またインジケーターを使えば、MT4では自動でフィボナッチツールを描くことができます。
フィボナッチは自然界のさまざまな現象に適用できる数学的な概念であり、トレードのツールにも活用されています。
「MT4ではどうやってフィボナッチを表示・設定すればいいのか?」
「MT4でより便利にフィボナッチを使う方法はないのか?」
MT4ユーザーの中には、上記のような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
MT4では、画面上部の「挿入」メニューから簡単に5種類のフィボナッチツールを表示・設定することができます。
また、MT4でインジケーターを使えばフィボナッチを自動で描くこともできます。
この記事では、MT4でフィボナッチツールを表示・設定する方法や、フィボナッチ関連のインジケーターについて、以下の項目で詳しく解説します。
MT4では5つのフィボナッチツールを使える
MT4がさらに便利になるフィボナッチ関連のインジケーター
MT4/MT5で取引をするなら信頼性抜群の海外FX業者EBC
まとめ
MT4のインジケーターについては、以下の記事もご覧ください。
≫【全て無料】MT4で使えるインジケーターのおすすめ13選|表示・設定方法も解説
MT4では5つのフィボナッチツールを使える
MT4では、以下5つのフィボナッチツールを使うことができます。
名称 | 特徴 |
フィボナッチ・リトレースメント | 高安値にフィボナッチを描画して、押し目や戻りの目安を把握できる |
フィボナッチ・タイムゾーン | 時間に対してフィボナッチを描画して、トレンドが変わるポイントを予測できる |
フィボナッチ・ファン | 斜めにフィボナッチを描画して、トレンドラインのように活用できる |
フィボナッチ・アーク | 価格と時間の両方を加味してフィボナッチを描画して、サポレジを把握できる |
フィボナッチ・エキスパンション | 高安値にフィボナッチを描画して、価格がどこまで伸びるのかを把握できる |
MT4では、画面上部の「挿入」またはメニューバー内のアイコン(リトレースメントのみ)から、フィボナッチツールをチャート上に表示することができます。
フィボナッチツールでもよく使われる「フィボナッチ・リトレースメント」を例に、フィボナッチツールの設定方法を解説します。
画面上部の「挿入」から表示する
画面上部の「挿入」をクリックして、「フィボナッチ」→「リトレースメント」の順に進みます。
すると、カーソルが変わるのでフィボナッチ・リトレースメントを描きたい高値をクリックして、安値をめがけてドラッグすると描画完了です。
フィボナッチを描き直したい場合は、高値や安値にかけて引いてある赤い点線をダブルクリックしてドラッグをし直してください。
また、フィボナッチ・リトレースメントは、画面上部メニューバー内のアイコンからも同様に表示することが可能です。
フィボナッチの設定を変更する
フィボナッチの赤い点線上でダブルクリックして、「Fibo プロパティ」をクリックすると設定画面が表示されます。
全般タブでは、フィボナッチの名称や真ん中の点線の色・太さ、フィボナッチの表示位置などを設定することができます。
インジケーターをフィボナッチの上に重ねて表示したい場合は、「背景として表示」にチェックマークを入れておきましょう。
「フィボナッチ・レベル」タブでは、表示するフィボナッチの数値や、フィボナッチ自体のラインの色・太さを設定できます。
フィボナッチの数値を追加したい場合は、「追加」をクリックしたのちに「レベル設定」項目に数値を入力することで追加が完了です。
また「パタメーター」タブではフィボナッチを描く時間や価格を入力して指定できたり、「表示時間」タブではフィボナッチを表示する時間足を指定できたりします。
設定が完了したら、「OK」をクリックすると実際に反映されます。
MT4がさらに便利になるフィボナッチ関連のインジケーター
MT4では、フィボナッチを活用したトレードがさらに便利になるインジケーターを使うこともできます。
ここでは、以下5つのフィボナッチに関するインジケーターを紹介します。
フィボナッチにアラートをつけてくれる「keys_fibo_alert」
フィボナッチを自動で描画する「AutoFib-TradeZones」
時間単位でフィボナッチを自動描画する「Fibo TF Average TT buf」
トレンドラインも自動で描画する「Accura_QuickFIB」
ZigZagとフィボナッチの組み合わせ「ZigZag Corrected Fibo button」
外部インジケーターの入れ方については、以下の記事を参考にしてください。
≫【完全版】MT4へのインジケーターの入れ方|外部インジケーターの追加方法や削除方法も徹底解説
フィボナッチにアラートをつけてくれる「keys_fibo_alert」
keys_fibo_alertは、MT4標準で搭載されているフィボナッチツールにアラートをつけてくれるインジケーターです。
インジケーターを適用したチャート上にMT4でフィボナッチツールを描くと、各ラインにアラートが自動的に設置されます。
フィボナッチのラインに相場価格が到達すると、メールやポップアップの形で通知が送信されます。
特にチャートの見た目の邪魔になるわけではないので、フィボナッチを使っている方であれば使って損はないインジケーターであるといえます。
フィボナッチを自動で描画する「AutoFib-TradeZones」
AutoFib-TradeZonesは、高値と安値を自動で検知してフィボナッチ・リトレースメントを自動で描画してくれるインジケーターです。
また安値のサポートとなるゾーンと高値のレジスタンスとなるゾーンには、色分けがされてわかりやすく表示されます。
ゾーン付近での反発を狙ったトレードや、ゾーンブレイク後の順張りエントリーなどの使い方もできることもこのインジケーターの特徴です。
時間単位でフィボナッチを自動描画する「Fibo TF Average TT buf」
Fibo TF Average TT bufは、MT4における0時の始値を基準として、上下にフィボナッチリトレースメントを描画してくれるインジケーターです。
Fibo TF Average TT bufは、MT4における0時の始値を基準として、上下にフィボナッチリトレースメントを描画してくれるインジケーターです。
フィボナッチ・リトレースメントのラインは、サポートラインやレジスタンスラインとして機能する場面が多々あります。
始値を基準として事前にラインが描いてあることで、設定期間内において価格がどの程度変動しそうなのかを予測するために役立ちます。
デフォルトでは1日単位で描画する設定になっていますが、15分単位や1時間単位など変更ができるので、取引スタイルに合わせて設定を変えてみても良いでしょう。
トレンドラインも自動で描画する「Accura_QuickFIB」
Accura_QuickFIBは、フィボナッチ・リトレースメントだけでなく、トレンドラインも自動で描画してくれるインジケーターです。
Accura_QuickFIBは、フィボナッチ・リトレースメントだけでなく、トレンドラインも自動で描画してくれるインジケーターです。
フィボナッチのラインとトレンドラインが重なる位置は、価格が反発する可能性がより高まるので組み合わせると相性が抜群です。
ただし、フィボナッチとトレンドラインはどちらも描き方がトレーダーの主観頼りになりがちである点が難点です。
そこで、Accura_QuickFIBが自動でラインを描いてくれることで初心者トレーダーの方でも悩まずに済むのです。
また上昇トレンドと下落トレンドでトレンドラインが色分けされたり、価格が反発しやすいゾーンを塗りつぶしてくれたりと、付随機能も豊富であることが特徴です。
ZigZagとフィボナッチの組み合わせ「ZigZag Corrected Fibo button」
ZigZag Corrected Fibo buttonは、ZigZagで検知した価格の波に対してフィボナッチ・リトレースメントを描画するインジケーターです。
ZigZagで価格の波動をカウントして、フィボナッチで波動の押し目や伸びを予測するといったように、ZigZagとフィボナッチはエリオット波動での分析によく活用されます。
このインジケーターを活用すれば、波のカウントと押し目や価格の伸びの把握を自動で行うことができるので、フィボナッチをメインに使うトレーダーにおすすめであると言えます。
MT4のZigZagについては、以下の記事を参考にしてください。
≫MT4におけるZigZagの表示・設定方法|さらに役立つ関連インジケーターも紹介!
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まとめ
この記事では、MT4におけるフィボナッチの表示方法や設定手順、さらにMT4で使えるフィボナッチ関連のインジケーターに至るまで詳しく解説しました。
フィボナッチは、ポジションの保有や決済、損切りなどさまざまな場面で役に立つ取引ルールです。
しかし、フィボナッチを描くためには時間や高安値を指定しなければならず、初心者のトレーダーにとってはどこで描いたらいいか難しく感じる場面もあるでしょう。
今記事では、自動でフィボナッチを描いてくれるインジケーターも紹介しましたので、まずはインジケーターを試しながら使い方に慣れていくと良いでしょう。
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