EBC研究所
要約
2月7日(金)、オーストラリアASX200指数は過去最高値に近づき、予想PERは18倍を超え、過去10年間の平均評価額より約11%高くなった。
2月7日(金)、オーストラリアASX200指数は過去最高値に近づき、予想PER(予想株価収益率)は18倍を超え、過去10年間の平均評価額より約11%高くなった。
オーストラリア企業は来週、半期決算を発表する。緩やかな成長が見込まれる一方、トレーダーは利益が割高な評価額に見合っているかを精査するだろう。
予想を下回れば、評価額が適正かどうか疑問視される恐れがある。スイス金融大手UBSグループのアナリストによると、金融株は高金利の恩恵を受け、順調な利益成長が見込まれる。
シティバンクのアナリストは、オーストラリアの銀行業界は、安定した利益率と信用拡大が堅調に続いていることから「比較的穏やかな決算シーズン」を迎えるだろうと述べた。一方、資源関連企業の弱さが引き続き市場に影響を与えている。
アナリストは昨年の業績不振を受けてこの分野に価値を見出しているが、中国の原材料需要の弱さと運営コストの上昇は依然として懸念材料となっている。
関係者によると、オーストラリアの資源大手BHPグループはアングロ・アメリカンの買収計画を凍結したと見られる。鉄鉱石ブームが衰退する中、アングロの銅資産が買収提案の根拠となっていた。
ウッドサイド・エナジーは、トランプ大統領が化石燃料の生産増加を推進する中、オーストラリアは世界有数のエネルギー供給国としての地位を維持する上で「深刻な」課題に直面していると警告した。
オーストラリアASX200指数は50SMAを上回り強気を維持している。レジスタンスは8.550付近にあり、記録を更新するにはこの水準を突破する必要がある。
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