1月6日(月)、金価格は3週間ぶりの高値付近で推移した。中国の小売業者は、春節(中国の旧正月)を控えた需要の高まりからプレミアム価格を引き上げた。
1月6日(月)、金価格は3週間ぶりの高値付近で推移した。中国の小売業者は、春節(中国の旧正月)を前に需要が高まると予想し、プレミアム価格を引き上げた。
JPモルガンは、「2025年のトランプ政権発足に向けて、マクロ情勢をめぐる不透明感の高まりをヘッジするため、金への資金流入が続く」と考え、金は今年3.000ドルに向けて上昇すると予想している。
ゴールドマン・サックスも同様に、各国中央銀行による継続的な金購入を背景に、年末までに3.000ドルに達すると予想している。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が今年1回しか利下げを行わない場合、金価格は2.900ドルで停滞する可能性が高いと同社は述べている。
ドットプロットによると、FRBは2025年に2回利下げを実施する見込みで、昨年9月に市場が予測した4回よりはるかに少ない。その懸念は、トランプ大統領が計画している減税と貿易保護策に原因がある。
ここ数年、金と米国債利回りは各国中央銀行の購入需要が高いことから常に負の相関関係にあるわけではない。特に中国は、米国とのデカップリングに備え、大量の金を購入している。
米ドルは先週、2年ぶりの高値に急騰し、昨年の好調なパフォーマンスを維持した。一方、米国株は12月中旬以降、弱含みを見せており、これが金価格の下支えとなっている。
金は今月初めに50SMAを上回らなかった。長期的にこの水準を下回れば、その価格は再び2.600ドルを割り込むと予想される。
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