海外FX業者を選ぶ際に重要な金融ライセンスの基準や信頼性の高いライセンスの種類、確認方法を解説。安心して取引を始めるための知識を学べます。
海外FX業者を選ぶ際に欠かせない判断基準の一つが「金融ライセンス」です。
金融ライセンスとは、FX業者が金融サービスを提供するために取得を義務付けられている認可証のことで、安全な取引環境を提供している証とされています。
「どの金融ライセンスが信頼できるのか?」
「金融ライセンスはどのようにして確認すれば良いのか?」
「金融ライセンス」と聞くと、上記のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、金融ライセンスの概要、信頼性の高いライセンスの種類、そしてその確認方法について詳しく解説します。
この記事を読むことで、金融ライセンスの基準や安全な海外FX業者の選び方を理解でき、安心して取引を始められる知識が得られます。
海外FX業者が保有する金融ライセンスとは?
海外FX業者選びで注目すべき金融ライセンスの種類を紹介
海外FX業者の金融ライセンスを確認する方法
海外FX業者の安全性は金融ライセンス以外でも確認する
EBCは信頼性の高い金融ライセンスを複数保有
まとめ
海外FX業者が保有する金融ライセンスとは?
金融ライセンスとは、FX業者が金融サービスを提供するために取得が義務付けられている認可証(ライセンス)のことです。
金融ライセンスを保有しているFX業者は、監督当局の規制のもと、安全な取引環境を提供することを求められます。
したがって金融ライセンスを保有しているFX業者は、顧客資金の管理や、不正取引の防止など、厳しい基準をクリアしているのです。
つまり金融ラインセンスを保有しているかどうかが、海外FX業者の安全性を見極めるためのバロメーターとなっているため、事前に確認をすることが重要なのです。
日本の金融ライセンスを持っていなくても問題はない
主要な海外FX業者の大半は、日本の金融ライセンスを取得していません。
「日本の金融ライセンスを取得していないと利用してはいけないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、結論から言うと決して違法ではありません。
多くの海外FX業者は、ハイレバレッジやゼロカットシステムなど、海外FX業者独自のサービスを提供するために、意図的に日本の金融ライセンスを取得していないのです。
また世界的に見ると、日本の金融ライセンスと同等、またはそれ以上に厳しい基準を満たさないと取得できない金融ライセンスを保有している海外FX業者も複数あるのです。
海外FX業者選びで注目すべき金融ライセンスの種類を紹介
金融ライセンスといっても国ごとにさまざまな種類が存在し、信頼できるものからそれほど信頼に値しないものまであります。
今回は海外FX業者が保有しているか、特に注目すべき以下5つの金融ライセンスについて解説していきます。
イギリス(FCA)— 世界最高水準の規制
スイス(FINMA)— 高度な金融管理と透明性を誇る
オーストラリア(ASIC)— FXに関する規制を強化
キプロス(CySEC)— 信頼性が徐々に回復している
ケイマン諸島金融庁(CIMA)—金融センターの地位を高めている
イギリス(FCA)— 世界最高水準の規制
イギリスのFCA(Financial Conduct Authority)は、世界的に最も厳格な金融規制当局の一つとして知られています。
したがって、FCAの金融ライセンスを取得するには、以下のような多岐にわたる基準を満たさなければならず、その信頼性と安全性は極めて高いものといえるのです。
運営と決済能力を確保するための十分な資本を持つ
英国で実際に業務を行っている金融機関または企業である
補償限度額50,000ポンドの金融サービス補償制度への加入
顧客資金を分別管理する
専門家を雇用して外部から監査、そして定期的な報告を行う
AML(マネーロンダリング防止)などコンプライアンスの徹底
FCAを取得しているFX業者では、顧客保護が最優先されていたり、業者の経営状況について透明性が確保されていたりされているのです。
スイス(FINMA)— 高度な金融管理と透明性を誇る
スイスのFINMA(Swiss Financial Market Supervisory Authority)は、金融の安定性や透明性を重視する世界有数の金融規制当局です。
スイスの銀行や証券会社、保険業者、そして一部のFX業者を監督しており、そのライセンスは極めて高い信頼性を持っています。
特に資本金に関する規制が厳しく、相場に想定外の変動が発生したとしても破産しないぐらいの運転資金を確保していることを求められています。
また最大10万円スイスフラン(約1,700万円)までの補償やゼロカットの導入が義務付けられていたりと、その信頼性はイギリスのFCAにも匹敵します。
オーストラリア(ASIC)— 国内FX業者も保有
オーストラリアのASIC(Australian Securities and Investments Commission)は、オーストラリアでただ一つの金融規制当局です。
ASICの金融ライセンスの取得には、10万ドルを超える資本金や現地に企業事務所が必要なので、FCAには劣るものの取得難易度は高いです。
またASICは相場の変動から顧客を守るために、レバレッジを引き下げたり、ゼロカットを義務化したりとFXに関する規制を強化していることが特徴です。
そのような顧客保護の姿勢から、日本でサービス提供しているFX業者でもASICを所有している業者は複数あります。
キプロス(CySEC)— 信頼性が徐々に回復している
キプロスのCySEC(Cyprus Securities and Exchange Commission)は、EU(欧州連合)の金融商品市場指令(MiFID II)に準拠した規制を行う金融機関として知られています。
以前はそれほど取得難易度が高くない金融ライセンスとして知られていましたが、ギリシャショックを受けて以降は規制を強めており、信頼性が徐々に上がっています。
レバレッジや出金保護に関する規制だけでなく、最大2万ユーロ(約320万円)までの補償精度であるICFへの加入も、規制内容に盛り込まれています。
ケイマン諸島金融庁(CIMA)—金融センターの地位を高めている
ケイマン諸島の金融庁(CIMA:Cayman Islands Monetary Authority)は、オフショア金融市場で活動する業者を監督する金融規制当局です。
金融規制の内容について、世界最難関と言われているイギリスと共通している部分も多く、取得には以下のような厳しい基準を満たす必要があります。
厳格な情報開示
顧客資金の保護
コンプライアンス管理要件
また米国証券取引委員会(SEC)やイギリスのFCAとも協定を結んでおり、金融センターとしての地位を高めていることも特徴です。
海外FX業者の金融ライセンスを確認する方法
金融ライセンスの保有状況は、各海外FX業者の公式サイトから確認することができます。
たとえば、海外FX業者EBCの場合はホームページトップに保有しているライセンスの種類について記載があります。
ホームページ下部のバナー部分に記載があるFX業者も多いので、確認してみてください。
さらに、公式ホームページに記載がある情報が正しいかどうかを確認するためには、各金融規制当局の公式ホームページも活用するのが有効です。
多くの金融規制当局では金融ライセンスに関するデータベースが提供されており、ライセンス番号を検索することで業者が本当に登録されているかを調べることができます。
海外FX業者の安全性は金融ライセンス以外でも確認する
金融ライセンスの有無は海外FX業者の安全性を判断する重要な要素ですが、それ以外にも安全性を確認するポイントがあります。
以下の基準を参考に、安心して利用できる海外FX業者を選びましょう。
顧客資金がしっかりと管理されているか
運営実績が豊富であるかどうか
日本語サポートが充実しているか
口コミや評判
分別管理や信託保全を行うFX業者は、顧客の資金保護が徹底されているため安心です。また、運営実績が豊富な業者は信頼性が高く、長期的に安定したサービスを期待できます。
加えて日本語対応のサポートが充実している業者は、トラブル時の対応も迅速で安心ですし、実際に利用しているユーザーの評判で確認することも大切です。
海外FX業者の安全性の判断方法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
EBCは信頼性の高い金融ライセンスを複数保有
海外FX業者EBCは、今記事で紹介した5つの金融ライセンスのうち、以下の3つを保有しており安心感と信頼性が抜群です。
英国金融規制当局(FCA)
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)
ケイマン諸島金融庁(CIMA)
特に世界最難関と謳われる英国金融規制当局(FCA)の金融ライセンスを保有しており、かつ信託保全を採用している点は、信頼できる海外FX業者である証です。
また最大100倍~500倍のハイレバレッジで株価指数やコモディティの取引もできたり、2種類の口座タイプからトレードスタイルに応じた口座を選んだりすることもできます。
さらに取引環境にも力を入れており、大口の取引にも向いている点もEBCの魅力です。
高スペックの取引環境で、安心して海外FXへ取り組みたい場合は、EBCで取引を体験してみるとよいでしょう。
まとめ
この記事では、金融ライセンスの概要から、各国の主要ライセンスの特徴、さらに安全な業者選びの基準まで詳しく解説しました。
金融ライセンスは、海外FX業者の信頼性や安全性を見極めるための重要な指標なので、実際に業者を利用する前に確認しておくことがトラブルの防止策となります。
また金融ライセンスにはさまざまな種類があるので、今記事で紹介した種類や確認方法をしかりと抑えたうえで確認してみてください。
※当記事は、日本国内在住の方は対象ではございません。また日本国外に在住している方へ向けた情報提供のみを目的としており、投資についてのアドバイスや助言は一切行っておりません。