10月23日(水)、金は過去最高値付近で推移し、銀は今週初めに10年以上ぶりの高値を付けた。米大統領選の不透明感や地政学的緊張が高まる中、安全資産としての需要が高まったことが背景と見られる。
10月23日(水)、金は過去最高値付近で推移した。米大統領選をめぐる不透明感や地政学的緊張の高まりを背景に安全資産としての需要が高まり、追加金融緩和への期待も追い風となった。
韓国は火曜日、北朝鮮がロシアに兵士を派遣しているとの疑惑を受け、ウクライナへの武器供与を検討する可能性があると述べた。北大西洋条約機構(NATO)事務総長は、事実なら「重大なエスカレーション」になると警告した。
アナリストの間では、金価格は3.000ドルまで上昇し続けると予測する声が高まっており、今後3ヶ月以内に2.800ドルを超えると予想するアナリストもいる。
シティのアナリストは、過去3ヶ月間の中国の小売需要の減少にもかかわらず、金価格は依然として「極めて好調」であり、これは買い手がより高い価格を支払う意欲があることを反映していると述べた。
一方、同社は今後6~12ヶ月の銀価格予測を1オンスあたり40ドルに上方修正した。中国の景気刺激策への期待から、銀は今週初めに10年以上ぶりの高値を付けた。
銀が家電製品や再生可能エネルギーで果たす役割はよく知られているが、最近の分析によると、軍事分野における銀の使用量は他のどの産業分野よりも大幅に多い可能性がある。
銀はやや買われ過ぎた状態にあるため、緩やかな下落の可能性が高いと見ている。35ドルのレジスタンスを突破できれば、2012年2月の高値である37.48ドルも達成できる可能性が高い。
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