MetaTrader 5入門ガイド!特徴やメリット、MT4との違いを徹底解説

2025-03-28
要約

MetaTrader 5の特徴やメリット・デメリット、MetaTrader 4との違いについて解説します。EBCでのダウンロード方法や始めるまでの手順も紹介します。

MetaTrader 5に興味があれば、以下のように考える方もいるでしょう。


  • MetaTrader 5ってなに?

  • MetaTrader 5を使用するメリット・デメリットは?

  • MetaTrader 5のダウンロード方法が知りたい

MetaTrader 5入門ガイド

MetaTrader 5は、FX取引に加えて株式や先物など幅広い金融商品に対応した、多機能な取引プラットフォームです。


この記事では、MetaTrader 5の特徴やメリット・デメリット、MetaTrader 4との違いについて詳しく解説します。また、EBCにおけるMetaTrader 5のダウンロード方法や、使い始めるまでの手順についても紹介します。


最後まで読むことで、MetaTrader 5について理解でき、自身の取引スタイルに適した選択ができるようになるでしょう。


MetaTrader 5(メタトレーダー5)とは?

MetaTrader 5(メタトレーダー5)とは?

MetaTrader 5(メタトレーダー5、MT5)は、MetaQuotes社が開発した多機能な取引プラットフォームです。外為(FX)取引のみならず、株式・先物・オプション・債券など多様な金融商品に対応しています。


MetaTrader 5は38種類の内蔵インジケーターや21の時間足など充実した分析ツールを提供し、トレーダーの高度な分析を支援します。また、アルゴリズム取引や自動売買を可能にするMQL5言語を採用し、取引戦略の自動化やカスタマイズを容易にしているのも特徴です。


上記の特徴により、MetaTrader 5は多様な金融市場での取引を希望するトレーダーにとって、強力で柔軟性の高いプラットフォームとなっています。


MetaTrader 5の特徴

MetaTrader 5の特徴.jpg

MetaTrader 5は取引環境を向上させるため、分析機能や自動取引、トレードの効率化を実現するさまざまな仕組みが搭載されています。ここでは、MetaTrader 5が持つ3つの特徴について解説します。


  • プロフェッショナルなテクニカル分析

  • 自動売買を実現するアルゴトレード

  • シグナルを活用したコピートレード


取引の精度を高めるための機能を詳しく見ていきましょう。


プロフェッショナルなテクニカル分析

MetaTrader 5は、プロフェッショナルなテクニカル分析を可能にする高度な分析ツールを提供しています。


具体的には、21種類の時間足と38種類のテクニカルインジケーターを利用可能です。これにより、トレーダーは多角的な視点から市場を分析し、精度の高い取引判断が可能となります。


豊富な分析ツールの活用により、MetaTrader 5は高度なテクニカル分析を求めるトレーダーにとって強力なプラットフォームとなっています。


自動売買を実現するアルゴトレード

MetaTrader 5は、アルゴリズム取引を通じて自動売買を実現する高度なプラットフォームです。


トレーダーは、MQL5言語を用いてエキスパートアドバイザー(EA)と呼ばれる自動売買プログラムを作成できます。EAは設定されたアルゴリズムに基づき、相場分析から取引実行までを自動でおこないます。これにより、感情に左右されない一貫した取引が可能となり、24時間市場のチャンスを捉えることが可能です。


アルゴリズム取引機能は、戦略の自動化を求めるトレーダーにとって強力なツールとなっています。


シグナルを活用したコピートレード

MetaTrader 5では、プロトレーダーの取引シグナルを活用したコピートレードが可能です。シグナルプロバイダーが公開する取引情報を購読することで、トレーダーは自身のアカウントで同様の取引を自動的に実行できます。


この機能により、経験や時間が限られているトレーダーでも熟練者の戦略を取り入れ、市場での取引機会を効果的に活用可能です。MetaTrader 5のシグナルサービスはプラットフォームに直接組み込まれており、追加のツールや設定を必要としないため、簡単かつ迅速に利用を開始できます。


上記の特徴により、MetaTrader 5のコピートレード機能は、トレーダーの取引効率と成果向上に寄与する強力なツールとなっています。


MetaTrader 5のメリット

MetaTrader 5のメリット

MetaTrader 5では、取引の処理速度や分析の柔軟性が向上し、戦略の精度を高めるための機能も強化されています。ここでは、MetaTrader 5を利用する3つのメリットについて解説します。


  • 32ビットから64ビットへ変更で動作が軽い

  • チャートの時間軸追加でより柔軟な分析が可能

  • バックテスト機能の精度・時間が改善


詳しく見ていきましょう。


32ビットから64ビットへ変更で動作が軽い

MetaTrader 5は、32ビットから64ビットへの仕様変更により、動作速度が大幅に向上しました。


64ビット化により、パソコンのCPUやメモリを最大限に活用でき、複数のチャートやインジケーターを同時に使用しても動作が軽快です。この改善により、トレーダーはストレスの少ない取引環境で、迅速かつ効率的なトレードを実現できます。


チャートの時間軸追加でより柔軟な分析が可能

MetaTrader 5では、チャートの時間軸が21種類に増加し、より柔軟な分析が可能になりました。


チャートへの時間軸の追加により、トレーダーは短期から長期まで多様な時間軸で市場を観察し、取引戦略を最適化できます。たとえば、3分足や2時間足、8時間足、12時間足など、MetaTrader 4では利用できなかった時間足も選択可能です。


この拡張により、トレーダーは自身の取引スタイルや分析手法にあわせて、より詳細かつ多角的な市場分析をおこなえます。


バックテスト機能の精度・時間が改善

MetaTrader 5は、バックテスト機能の精度と速度が大幅に改善されました。


64ビット仕様へのアップグレードにより、バックテストの処理時間が短縮され、より迅速な検証が可能となっています。マルチコアCPUやクラウドネットワークを活用した並列処理に対応し、大量のデータを効率的に分析できます。また、テスト結果のレポートにはグラフ表示が追加され、視覚的に分析しやすくなりました。


これらの改良により、MetaTrader 5は戦略の検証と最適化をより効果的におこなえるプラットフォームとなっています。


MetaTrader 5のデメリット

MetaTrader 5のデメリット

MetaTrader 5は高性能な取引プラットフォームですが、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、MetaTrader 5を利用する際に考慮すべき3つのデメリットについて解説します。


  • 消費メモリが多い

  • MetaTrader 4のコードと互換性がない

  • 追加インジケーター・EAの種類が少ない


デメリットも確認し、理解しておきましょう。


消費メモリが多い

MetaTrader 5は、64ビット化により動作速度が向上しているものの、その分メモリ消費量も増加しています。そのため、低スペックのパソコンでは快適な使用が難しい場合もあります。


MetaTrader 5を快適に利用するには、ある程度PCスペックに余裕をもたせたほうがよいでしょう。PCスペックに余裕のあるパソコンを使用することで、高度な機能を十分に活用できます。


MetaTrader 4のコードと互換性がない

MetaTrader 5は、MetaTrader 4と比較して多くの機能向上が見られる一方、両者のコードに互換性はありません。


MetaTrader 4はMQL4、MetaTrader 5はMQL5という異なるプログラム言語を使用しています。そのため、MetaTrader 4用に開発されたカスタムインジケーターやエキスパートアドバイザー(EA)は、MetaTrader 5上では動作しません。


MetaTrader 5へ移行する際には、これらのツールを再度設定・開発する必要があります。特に、MetaTrader 4で長期間使用してきた独自のインジケーターやEAを活用しているトレーダーにとって、再設定や再開発は大きな手間となる可能性があるでしょう。


MetaTrader 5への移行を検討する際には、使用中のツールの互換性と再設定の必要性を十分に考慮することが重要です。


追加インジケーター・EAの種類が少ない

MetaTrader 5は、MetaTrader 4と比較して、追加インジケーターやエキスパートアドバイザー(EA)の種類が多くありません。


MetaTrader 4は長年の普及により、多数のカスタムインジケーターやEAが開発・提供されてきましたが、MetaTrader 5は比較的新しいプラットフォームのため限定的です。しかし、MetaTrader 5の普及が進むにつれ、対応するインジケーターやEAの開発も活発化しており、今後はMetaTrader 4と同等のバリエーションになることが期待されています。


現時点では選択肢が限られるものの、将来的にこのデメリットは解消される見込みです。


MetaTrader 5とMetaTrader 4の違い

MetaTrader 5とMetaTrader 4の違い

MetaTrader 5とMetaTrader 4は異なる特徴を持つ取引プラットフォームであり、MetaTrader 5ではより高度な分析機能や取引速度の向上が図られています。以下の表で、両者の主要な違いを比較します。

項目 MetaTrader 5 MetaTrader 4
プログラミング言語 MQL5 MQL4
時間軸の種類 21種類 9種類
インジケーター数 38種類 30種類
バックテスト機能 マルチスレッド対応で高速化 シングルスレッドで動作が遅い
取引可能な資産 FX、株式、先物、コモディティなど FXのみ
動作スピード 64ビットで高速処理 32ビットで処理速度が遅め
メモリ消費 高い 低い

取引の柔軟性や分析機能の向上を求める場合には、MetaTrader 5の導入を検討するとよいでしょう。


MetaTrader 5アプリの特徴

MetaTrader 5アプリの特徴.png

MetaTrader 5は、iPhone・iPad・Androidなどのスマホやタブレット向けに専用アプリを提供しています。アプリにより、場所を問わず取引や市場分析が可能です。アプリの主な特徴は以下の通りです。


  • リアルタイムチャート表示:高精度なチャートで市場の動向を即座に表示

  • 多彩な注文方法:成行注文や指値注文など、複数の注文タイプに対応

  • テクニカル指標の搭載:トレンド系やオシレーター系など、30種類以上のインジケーターを利用可能

  • プッシュ通知機能:価格変動やニュース通知を受け取り、重要な情報を確実に取得

  • マルチデバイス対応:iOS・Androidデバイスでシームレスに利用可能


さらに、アプリでもデモ口座を開設できます。デモ口座を利用することで、実際の資金を使わずに取引戦略のテストやプラットフォームの操作に慣れることが可能です。


アプリの使い方は直感的で、初心者からプロフェッショナルまで幅広いトレーダーに適しています。デモ口座を活用し、アプリの機能や操作性を十分に理解した上で、リアルな取引に移行するのがおすすめです。


MetaTrader 5を活用するならEBC

MetaTrader 5を活用するならEBC

EBC Financial Group(EBC)は、ロンドンに本社を構えるグローバルブローカーで、FCAやASICの金融ライセンスを保有しています。


EBCは、狭いスプレッドと迅速な約定力を強みとし、AIを活用したシステムにより85%の注文がよりよい価格で約定されます。大口注文でもスリッページを抑えた約定が可能な潤沢な流動性を確保しており、プロトレーダーにも適した取引環境を提供しているのが特徴です。


EBCではMetaTrader 5をデスクトップ・ウェブ・モバイルで利用でき、どの環境でも高水準の取引を実現できます。MT5の機能を最大限に活かすなら、EBCは有力な選択肢となるでしょう。


MetaTrader 5のダウンロード方法

MetaTrader 5のダウンロード方法

MetaTrader 5は、Windows・Mac・iOS・Androidなど多様なプラットフォームで利用可能な取引ツールです。EBCでは、公式サイトから各種デバイスに対応したMetaTrader 5をダウンロードできます。


Windows版とMac版のMetaTrader 5は、EBCのダウンロードページから直接入手することが可能です。ウェブ版も提供されており、ソフトウェアのインストールなしでブラウザから取引を開始できます。モバイルユーザー向けには、iOSおよびAndroidデバイスに対応したアプリが提供されており、AppStoreまたはGooglePlayなどから入手できます。


MetaTrader 5の始め方

EBCでMetaTrader 5を利用するには、会員登録および本人確認を完了させた後、MetaTrader 5用の口座を作成する必要があります。


会員登録および本人確認は、EBC公式サイトトップページの画面右上「口座開設」をクリックすると始められます。

「口座開設」をクリックする

会員登録および本人確認は、EBC公式サイトトップページの画面右上「口座開設」をクリックすると始められます。


会員登録の過程で、以下いずれかの本人確認書類の提出が求められるため、画像に収めてアップロードしてください。


  • パスポート

  • 運転免許証

  • マイナンバーカード

  • 在留カード


本人確認書類のアップロード後は、求められる本人情報を入力して会員登録を完了させましょう。


会員登録後、アカウント認証が完了すれば、MetaTrader 5用の口座作成が可能になります。「ライブ口座の作成」をクリックして、口座を作成しましょう。

「ライブ口座の作成」をクリック

なお、口座を作成する際には、以下の項目を設定する必要があります。


  • 取引プラットフォーム:「MT5」を選択

  • 取引口座の種類:PRO AccountまたはSTD Accountから選択

  • レバレッジ:プルダウンから選択

  • マスターパスワード:トレード用のパスワード

  • 読み取り専用パスワード:トレード不可・読み取り専用のログインパスワード


上記の設定により、MetaTrader 5用の口座が新規開設され、MetaTrader 5のログインに必要なサーバー名と取引口座番号を取得できます。


ダウンロードしたMetaTrader 5にログインし、取引を始めましょう。


まとめ

MetaTrader 5は、多様な金融商品に対応し、高度なテクニカル分析や自動売買機能を備えた取引プラットフォームです。


取引の処理速度向上や柔軟なチャート分析が可能な一方で、メモリ消費の増加やMetaTrader 4との互換性に問題があるため、特徴を理解した上で活用することが重要です。また、EBCを利用することで、デスクトップ・ウェブ・モバイル環境に適した取引が可能になります。


本記事を参考に、自身の取引スタイルに適したプラットフォームを選び、最適な取引環境を構築してください。


免責事項: この資料は一般的な情報提供のみを目的としており、信頼できる財務、投資、その他のアドバイスを意図したものではなく、またそのように見なされるべきではありません。この資料に記載されている意見は、EBCまたは著者が特定の投資、証券、取引、または投資戦略が特定の個人に適していることを推奨するものではありません。

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