3月13日(木)原油価格は米国のガソリン在庫減少による急騰の後に下落した。WTI原油のネットロングポジションは2月に15年ぶりの低水準となった。
3月13日(木)原油価格は、米国のガソリン在庫の大幅な減少による急騰の後に下落した。トレーダーは原油に対する強気の賭けを減らしており、WTIのネットロングポジションは2月に15年ぶりの低水準となった。
先月のインフレ鈍化により、米連邦準備制度理事会(FRB)が年半ばまでに利下げを再開する可能性が高まったが、中央銀行は関税が物価上昇圧力を再燃させる可能性を懸念している。
米エネルギー情報局(EIA)のデータによると、米国の原油在庫は直近1週間で140万バレル増加したが、アナリストが予想した200万バレルの増加を下回った。ガソリン在庫も予想以上に減少した。
カナダのジョナサン・ウィルキンソン エネルギー・天然資源大臣は火曜日、貿易紛争が激化した場合、カナダは米国への原油輸出を制限したり、製品に輸出関税を課したりするなどの非関税措置を講じる可能性が高いと述べた。
トランプ大統領は水曜日、欧州連合(EU)製品への追加関税をかけ、世界的な貿易戦争を激化させると警告した。同氏の予測不可能な行動は投資家、消費者、企業の信頼感を揺るがし、景気後退への懸念を高めている。
石油輸出国機構(OPEC)の月次報告によると、OPECプラスは2月に日量36.3万バレルの増産を行ったが、2025年の世界の石油需要は比較的堅調に伸びるとの見通しは維持されている。
WTI原油は、直近の大幅な下落を消化し、68ドル付近が最初のレジスタンスとなっている。この水準を上回ると、価格は70ドルに達する可能性が高い。
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木曜日に金価格は高値から下落したものの、米国株が再び下落したことで堅調に推移した。これは、トランプ前大統領が調査を命じたことを受け、新たな世界的な貿易戦争への懸念が高まったためである。
2025-04-17