MT4には30種類以上のインジケーターが搭載されて、最大の特徴は対応している豊富な外部インジケーターです。MT4で使えるインジケーターについて解説します。
「MT4ではどのインジケーターを使ったらいいのか?」
「MT4のトレードをさらに便利にできるインジケーターはないのか?」
MT4ユーザーであれば、一度は上記のような疑問を持った経験があるのはないでしょうか?
MT4には30種類以上と豊富なインジケーターが標準で搭載されており、簡単に活用することができます。
しかし、MT4の最大の特徴は標準搭載されているインジケーターをもとに開発された、外部インジケーターの豊富さにあります。
外部インジケーターは、標準搭載のインジケーターと比べて機能が豊富で、使いこなすことができれば分析力のさらなる向上やトレードの効率化を期待できます。
この記事では、MT4で使えるおすすめインジケーターについて、以下の項目で詳しく解説します。
MT4では30種類以上のインジケーターを簡単に表示できる
MT4で使える無料のおすすめインジケーター13選
MT4/MT5で取引をするなら信頼性抜群の海外FX業者EBC
まとめ
MT4では30種類以上のインジケーターを簡単に表示できる
FXでチャート分析の効率を高めたり、勝率のアップを狙ったりするためには、インジケーターの活用が欠かせません。
MT4では、FXで役立つインジケーターが合計で30種類以上標準で搭載されており、簡単に表示することができます。
画面上部のメニューバーから「挿入」を選択後、「インディケータ」にカーソルを合わせるとインジケーター名が表示されます。
後は、表示したいインジケーター名をクリックして、設定をするだけです。
外部インジケーターを入れればMT4がより便利になる
標準搭載のものにはない機能を持つさまざまなインジケーターを外部からダウンロードして使えることが、MT4が多くのトレーダーに活用されている理由でもあります。
外部インジケーターをMT4に入れる方法は以下の通りです。
インジケーターを外部サイトからダウンロードする
MT4を起動し、MT4上にダウンロードしたインジケーターを入れる
MT4を再起動、または更新する
インジケーターを外部サイトからダウンロード後、MT4を起動し、画面上部「ファイル」→「データフォルダを開く」の順に選択します。
「MQL4」→「Indicators」の順に選択し、「Indicators」フォルダ内にダウンロードした外部インジケーターのファイルをコピー&ペーストすると手順は完了です。
後はMT4を再起動、またはナビケーターのインディケータ項目を右クリックして「更新」を選択すると、MT4にインジケーターが追加されます。
MT4でインジケーターを表示する方法については、以下の記事を参考にしてください。
≫【完全版】MT4へのインジケーターの入れ方|外部インジケーターの追加方法や削除方法も徹底解説
MT4で使える無料のおすすめインジケーター13選
MT4で使える無料のおすすめインジケーター13個を、以下7つのカテゴリーに分けて紹介します。
移動平均線関連のインジケーター
MACD関連のインジケーター
ボリンジャーバンド関連のインジケーター
RCI関連のインジケーター
ZigZag関連のインジケーター
フィボナッチ関連のインジケーター
日本時間表示関連のインジケーター
移動平均線関連のインジケーター
移動平均線とは、一定期間における相場価格の平均を折れ線グラフで表したインジケーターです。
トレンドの方向性が一目でわかりやすく、またサポートラインやレジスタンスラインとして機能することもあり多くのトレーダーに活用されています。
加えてMT4では、移動平均線のクロスをアラートで通知してくれたり、異なる時間足チャートの移動平均線をすぐに確認できたりするインジケーターを使うことができます。
MT4で移動平均線を表示・設定する方法については、以下の記事を参考にしてください。
≫MT4で移動平均線を表示する方法|設定のコツや便利なインジケーターも紹介!
移動平均線のクロスを通知してくれる「AllAveragesCrossover_v1.1」
AllAveragesCrossover_v1.1は、移動平均線の代表的な売買シグナルであるゴールデンクロスとデッドクロスをアラートで知らせてくれるインジケーターです。
ゴールデンクロスとデッドクロスが発生すると音やメールで通知する機能もあるので、チャートをひたすら監視する必要がなくなります。
移動平均線をメインに取引をしている人であれば、表示しておきたいインジケーターであるといえます。
これ一つでマルチタイムフレームができる「MTF_MA」
MTF_MAは、複数時間足チャートにおける移動平均線も追加表示できるインジケーターです。
たとえば、以下では15分足チャート上に、15分足における20期間移動平均線と、1時間足の20期間移動平均線を同時に表示しています。
つのチャートをみるだけで上位足における相場状況を把握することができるので、移動平均線を使ったトレードのレベルを簡単に上げたいという方に向いています。
MACD関連のインジケーター
MACDとは、移動平均線をベースに開発されたトレンド系とオシレーター系の特徴を両方持つオシレーター系インジケーターです。
MT4では、MACDを2本線とヒストグラムの表示にしたり、トレンド転換シグナルである「ダイバージェンス」を簡単に確認できたりするインジケーターを使うことができます。
MT4でMACDを表示・設定する方法については、以下の記事を参考にしてください。
≫MT4でMACDを2本線とヒストグラムの表示にする方法|設定方法や役立つインジケーターも紹介
いつも通りのMACDを表示できる「MACDインジケーター(二重線)」
MACDインジケーター(二重線)は、海外FX業者EBCが提供しているMACDを2本線とヒストグラムの表示にできるインジケーターです。
MT4に標準搭載されているMACDはヒストグラムが表示されておらず、棒グラフ状のMACDラインとシグナルラインの2つのみが表示されています。
一般的な表示のMACDを使いたいという方は、外部インジケーターを導入して表示を変更しておくとよいでしょう。
ダイバージェンスを簡単に見極められる「keys_MACD」
keys_MACDは、MACDの谷と山、チャートの高安値にトレンドラインを引いてくれて、トレンド転換サインであるダイバージェンスを見極めやすくしてくれるインジケーターです。
加えて、MACDには標準偏差を適用した目安も表示されるので、売られすぎや買われすぎも把握しやすくなります。
MACDの特に見極めづらい売買シグナルを可視化してくれるので、MACDを使ったトレード経験が少ない方にもおすすめできるインジケーターです。
ボリンジャーバンド関連のインジケーター
ボリンジャーバンドとは、トレンド方向だけでなく、上下のバンドを使ってボラティリティの大小も視覚的に把握しやすいインジケーターです。
MT4では、ボリンジャーバンドのバンド幅を数値化できたり、シグナルをアラートしてくれたりするインジケーターを使えますが、デフォルトのものが最もおすすめです。
ただし、MT4のボリンジャーバンドには設定のコツがあります。
設定項目における「レベル表示」タブ内からバンドの数を追加・削除することで、上下に表示されるバンドの数を調整することができます。
また、ボリンジャーバンドに移動平均線を重ねて表示することで、センターラインとバンドを色分けでき、トレンド方向を読み取りやすくなります。
MT4でボリンジャーバンドを表示・設定する方法については、以下の記事を参考にしてください。
≫MT4におけるボリンジャーバンドの設定方法|色分けや3本表示にする手順を解説!
RCI関連のインジケーター
RCIとは、時間と価格に順位付けした結果をもとに、買われすぎや売られすぎを「-100%〜+100%」の値で表示してくれるオシレーター系インジケーターです。
細かい動きにも反応するという特性上、多くのトレーダーにRCIは活用されていますがMT4には標準で搭載されていません。
したがって、MT4でRCIを活用するためには外部インジケーターのダウンロードが必須となります。
MT4でRCIを表示・設定する方法については、以下の記事を参考にしてください。
≫MT4でRCIを表示する方法|3本に設定するコツや便利なインジケーターも紹介!
最もスタンダードなインジケーター「RCI」
RCIは、その名の通りMT4で活用できる最もスタンダードなRCIです。
デフォルトでは1本表示のみの対応ですが、3回チャート上にドラッグ&ドロップをすると3本表示にすることもできます。
ただし、RCIを何回もチャートに適用することが面倒だという方は、標準で3本設定に対応している「RCI_3Line_v130」を活用することがおすすめです。
アラートで売買チャンスを知らせる「Spearman Rank Correlation」
Spearman Rank Correlationは、RCIの買われすぎや売られすぎのシグナルを、色の変化や音、メールで知らせてくれるインジケーターです。
加えて、表示している時間足と異なるRCIも表示できるので、マルチタイムフレーム分析との相性も抜群です。
通常のRCIと目立った機能差はないものの、RCIをより便利に活用したいと考えている方には一度は使用をおすすめできます。
ZigZag関連のインジケーター
ZigZagとは、一定期間における高値や安値を自動的にラインで結ぶことで、相場の大まかな流れを把握しやすくできるインジケーターです。
ZigZagはダウ理論やエリオット波動と相性が抜群であり、組み合わせに役立つ外部インジケーターをMT4では活用することができます。
MT4でZigZagを表示・設定する方法については、以下の記事を参考にしてください。
≫MT4におけるZigZagの表示・設定方法|さらに役立つ関連インジケーターも紹介!
ダウ理論の分析で役立つ「keys_ZigZag_Dow」
keys_ZigZag_Dowは、ZigZagに加えて、トレンド発生の起点となった価格帯に水平線を引いてくれるインジケーターです。
ZigZagで相場の高安値を把握しつつ、水平線のブレイクでトレンド転換タイミングも察知できるので、ダウ理論を使った取引で非常に役立ちます。
また高安値に価格ラベルが表示されたり、トレンド発生の重要ポイントには矢印が描かれたりなど便利な機能も備わっています。
インジケーターと組み合わせて、さらにダウ理論を使いこなしたい方におすすめできるインジケーターです。
ダウ理論に関連したインジケーターについては、以下の記事を参考にしてください。
≫ダウ理論とは?トレンド分析に役立つMT4/MT5対応のインジケーターも5つ紹介!
エリオット波動を自動でカウントしてくれる「keys_Elliot_zigzag」
keys_Elliot_zigzagは、ZigZagで描いた高安値に合わせて、エリオット波動における8つの波を自動でカウントしてくれるインジケーターです。
同時にエリオット波動と相性がいいフィボナッチツールも表示してくれるので、価格の押し目や戻りを把握するためにも役立ちます。
エリオット波動を使ったトレードでもZigZagを役立たせたいという方におすすめのインジケーターです。
フィボナッチ関連のインジケーター
フィボナッチはトレードの世界にも適用できる数学的な概念であり、さまざまなツールに活用されています。
MT4では、リトレースメントやエキスパンションをはじめとした5つのフィボナッチツール
だけでなく、フィボナッチ関連の外部インジケーターも使うことができます。
MT4で使えるフィボナッチ関連のインジケーターについては、以下の記事を参考にしてください。
≫【MT4向け】フィボナッチ関連インジケーター5選|表示・設定方法も解説!
描いたフィボナッチにアラートを追加できる「keys_fibo_alert」
keys_fibo_alertは、MT4で描いたフィボナッチツールにアラートを追加できるインジケーターです。
インジケーターを適用したチャート上でフィボナッチツールを描くと、各ラインにアラートが自動で設定され、ラインへ到達するとメールやポップアップで知らせてくれます。
見た目上邪魔にならないので、フィボナッチツールをトレードで使っている全ての方におすすめできるインジケーターです。
フィボナッチを自動で描画する「Accura_QuickFIB」
Accura_QuickFIBは、フィボナッチ・リトレースメントを自動で描画してくれるインジケーターです。
加えて、トレンドラインも自動で描いてくれるので、トレンド方向も一目瞭然です。
フィボナッチをどこから引いたら良いかわからない、フィボナッチツール初心者の方におすすめできるインジケーターです。
日本時間表示関連のインジケーター
MT4はもともとロシアで開発された取引プラットフォームなので、日本時間表示に設定する機能がありません。
しかし、外部インジケーターを使うことでMT4でも日本時間を簡単に表示することができます。
MT4を日本時間表示にできるインジケーターについては、以下の記事を参考にしてください。
≫MT4を日本時間表示にできるインジケーターのおすすめ3選|選ぶ際のポイントも解説!
スタンダードな日本時間表示インジケーター「keys_Japan_Time」
JPN_Time_SubZeroは、スタンダードな日本時間表示インジケーターです。
インジケーターを適用すると、細かい時間までは確認できないものの、チャート下部に日本時間が表示されます。
また、ローソク足確定までの残り時間を表示する機能もあるので、時間を意識したトレードがさらにしやすくなります。
設定項目も少なく使い方もシンプルなので、外部インジケーターを使ったことがないトレーダーにもおすすめできるインジケーターです。
高機能な日本時間表示インジケーター「ShowJapanTime」
ShowJapanTimeは、分単位の細かい日本時間まで表示できるインジケーターです。
また表示時刻のすぐ上に日本時間を表示することができるので、普段と違和感がなく時間を確認できる点も特徴です。
さらにアジア時間やロンドン時間、NY時間など、各市場の開閉時間を色分けできる機能もついています。
さらに高機能な日本時間表示インジケーターを求めるトレーダーにおすすめできるインジケーターです。
MT4/MT5で取引をするなら信頼性抜群の海外FX業者EBC
EBCは、英国FCAライセンスやオーストラリアASICライセンスなど、世界トップレベルの金融ライセンスを保有している信頼性の高い海外FX業者です。
MT4/MT5に対応しているのはもちろんのこと、最大レバレッジ500倍やロスカット比率30%、低スプレッドを実現しているプロ向け口座など取引環境も整っています。
またデータ通信安定率や平均執行速度、1秒あたりの注文数など大口取引に重要となる取引環境の情報を公式HP上で明確に確認することができる点でも安心です。
さらにEBCでは、サイト上で取引に役立つMT4便利ツールを提供しています。
プロが使うハイスペックな取引条件でFXに取り組みたい方は、EBCで取引を体験してみましょう。
まとめ
この記事では、MT4で使えるおすすめインジケーターについて、各インジケーターのカテゴリー別に詳しく解説しました。
対応している外部インジケーターの種類が豊富であることが、MT4を使う大きなメリットの1つでもあります。
デフォルトで搭載されているインジケーターでも十分トレードへ取り組めますが、さらに取引を便利にしたい場合は外部インジケーターが非常に役立ちます。
ご自身が普段から使っているインジケーターをさらに便利にできるインジケーターを本記事から探して、トレードへ取り入れてみてはいかがでしょうか。
※当記事は、日本国内在住の方は対象ではございません。また日本国外に在住している方へ向けた情報提供のみを目的としており、投資についてのアドバイスや助言は一切行っておりません。
免責事項: この資料は一般的な情報提供のみを目的としており、信頼できる財務、投資、その他のアドバイスを意図したものではなく、またそのように見なされるべきではありません。この資料に記載されている意見は、EBCまたは著者が特定の投資、証券、取引、または投資戦略が特定の個人に適していることを推奨するものではありません。
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