EBC研究所
要約
12月9日(月)、ナスダック100種とS&P500種株価指数は、米労働市場の明るい見通しとFRBの利下げ期待から過去最高値を更新した。
12月9日(月)、ナスダック100種とS&P500種株価指数は、金曜日の終値で過去最高値を更新した。一部の企業の明るい見通しと、米雇用統計が米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測を高めたためである。
政府データによると、11月の雇用者数は急増したが、失業率は4.2%に上昇し、労働市場の軟化を示唆した。市場参加者は、今後25ベーシスポイントの利下げが実施される可能性を90%近いと見ている。
トランプ政権が米国企業に恩恵をもたらす大規模な減税と改革を実施する計画であることから、投資家は先月の選挙以来、米国株式ファンドに約1400億ドルを投入している。
潜在的な貿易戦争の影響を受けやすいとされる他の市場から米国に資金が流入し、11月は2021年初頭以来、世界的に株式ファンドへの資金流入が最も好調な月となった。
好調であった一年が終わりに近づきつつある中、多くの銀行や資産運用会社は2025年に米国株がさらに大きく上昇すると予測している。S&P500種株価指数の目標値は、6.500を超えている。
利益率は上昇し、収益成長も拡大すると予想されている。高いバリュエーションが上昇余地を狭めているものの、来年の年間リターンが弱いとは限らない。
S&P500は安定した上昇トレンドを示し、50SMAを上回って堅調に推移している。しかし、RSI(相対力指数)が70付近にあることを考慮すると、下降リスクが迫っている。
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消費者物価は11月に予想通り2.7％上昇し、インフレが依然として家計と政策担当者の双方にとって懸念事項であることを浮き彫りにした。
2025-01-15
