EBC研究所
要約
12月3日(火)、ドイツ株価指数は最高値を更新した。複数のネガティブな外部要因にもかかわらず、テクノロジー、金融、工業セクターの好調が上昇を後押しした。
12月3日(火)、ドイツ株価指数(DAX40)は、複数のネガティブな外部要因にもかかわらず、新たな高値を記録した。テクノロジー、金融、工業セクターの好調な業績がその上昇を後押しした。
同指数は初めて20.000の大台に達した。これまでの年初来上昇率は約20%に達し、暗い経済見通しをものともせず、欧州市場で最高のパフォーマンスを見せている。
欧州最大のテクノロジー企業であるSAPの株価は65%急騰した。同社はAIへの重点戦略により、好調な第3四半期決算を発表し、年間見通しを上方修正した。
国内銀行は引き続き金利上昇の恩恵を受けており、一方、ロシア・ウクライナ戦争後の欧米両国の国防費増加により工業関連企業は繁栄している。
しかし、自動車メーカーは窮地から抜け出せていない。インフレの高騰、中国製EVとの競争激化、世界的な需要の低迷、エネルギー移行コストの高騰が打撃を与えている。
月曜日に発表された調査によると、ドイツの製造業は11月も縮小傾向が続いており、欧州最大の経済大国であるドイツが引き続き課題に直面している。
DAX指数は50SMAを大きく上回り、好調な上昇を維持した。しかし、上昇トレンドは維持されているが、RSI(相対力指数)が70に近づいているため、近いうちに反落する可能性が高い。
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