EBC研究所
要約
11月21日(木)、原油価格は上昇した。ウクライナ軍はロシアに向けて「ストームシャドー」ミサイルを発射したが、ロシアによる核の脅威による相場への影響はなかったと見られる。
11月21日(木)、ウクライナ軍がロシアに向けて英製の長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を発射した後、原油価格は供給懸念から小幅上昇した。一方、ロシアの核の脅威による相場への影響は殆どなかったと見られる。
ウクライナは、ロシアの後方基地を攻撃して自国を防衛する能力が必要だと主張している。秘密文書によると、ドイツは80万人ものNATO軍をウクライナに派遣するための支援計画を立て始めている。
米エネルギー情報局(EIA)によると、米国の原油在庫は先週、アナリスト予想の13万8000バレル増に対し54万5000バレル増となった。ガソリン在庫も予想以上に増加した。
トランプ次期大統領は、イランの核開発計画とイスラエルと戦う過激派グループへの支援を理由に、イランに対する制裁を強化するという強硬な政策に戻る意向を明らかにした。
世界最大の石油輸入国である中国の原油輸入量は11月に3ヶ月ぶりの高水準に回復する伸びを見せているが、需要の増加よりも価格の上昇が主な要因となっている。
第2四半期に原油価格が急騰した後、中国国内の製油所の処理能力は依然として低迷しているため、その輸入量は年初来の10ヶ月間で1日あたり42万バレル減少した。
ブレント原油は73ドル前後で推移し、50SMAが上昇の上限となった。このレジスタンスが維持されれば、原油価格は70ドルに戻る可能性が高い。
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12月24日(火)、ユーロは2年ぶりの安値に近づいており、ユーロ圏では改善の兆しはほとんどない。欧州中央銀行(ECB)が金融緩和に慎重な姿勢を示している。
2024-12-24
