EBC研究所
要約
9月11日（水）、カマラ・ハリス氏とドナルド・トランプ氏が11月の米大統領選を前にテレビ討論会を開催した後、円は対ドルで年初来高値を更新した。
2024年9月11日：EBC外国為替スナップショット
9月11日（水）、11月の米大統領選前に予定されている唯一の討論会で、ハリス氏とトランプ氏が辛辣な議論を交わしたことを受け、日本円は対米ドルで年初来最高値を更新した。
日銀の中川順子審議委員が11日、「経済とインフレが見通し通りに推移すれば、金利は上昇を続ける」と改めて発言したことも、円相場をさらに押し上げる要因となった。
ハリス氏は、外国製品への高関税について中流階級への消費税になぞらえた提案で牽制した。トランプ氏は、ジョー・バイデン大統領の任期中にインフレが続いたとしてハリス氏を批判した。
| Citi（9月2日現在） | HSBC（9月11日現在） | |||
| サポートライン | 抵抗ライン | サポートライン | 抵抗ライン | |
| ユーロ/米ドル | 1.0832 | 1.1202 | 1.0955 | 1.1142 |
| GBP/USD | 1.2860 | 1.3266 | 1.2995 | 1.3215 |
| 米ドル/スイスフラン | 0.8333 | 0.8827 | 0.8382 | 0.8549 |
| 豪ドル/米ドル | 0.6659 | 0.6871 | 0.6586 | 0.6770 |
| 米ドル/カナダドル | 1.3420 | 1.3792 | 1.3493 | 1.3673 |
| 米ドル/円 | 141.70 | 149.39 | 140.40 | 145.83 |
※上記表中の緑色の数字は前回と比較してデータが増加したことを、赤色の数字はデータが減少したことを、黒色の数字はデータが変化していないことを示します。
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10月11日、ユーロは2ヶ月ぶりの安値から反発した後、安定的に推移している。米ドルは2ヶ月ぶりの高値から下落したが、米労働市場が勢いを失いつつある兆候が米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ加速を後押しし、2週連続で上昇する見通しとなる。
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10月10日、豪ドルは9月中旬以来の安値から反発し、米国株は2ヶ月ぶりの高値付近で推移した。重要なインフレ報告の発表を控え、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに「忍耐強く」対応するとの見方が投資家の間で高まっている。
2024-10-10
