8月14日(水)、ドルは低迷した。米国の生産者物価が鈍化し、サービスコストが約1年半ぶりの大幅な低下となり、価格圧力の緩和を示唆したためである。
EBC 外国為替スナップショット、2024 年 8 月 14 日
8月14日(水)、米国の生産者物価が鈍化したため、ドルは下落傾向が続いた。サービスコストは過去1年半で最大の下落となり、物価上昇圧力が弱まっていることを示している。
中国での需要が弱まるとの見通しから原油価格が最近下落しており、エネルギー価格の反発は長続きしない可能性が高い。このため、年内に金利が大幅に上昇するという期待が高まっている。
政治情勢の混乱で円安が進んだ。アナリストらによると、岸田文雄首相が来月の自民党総裁選に再出馬しないという決定は市場にほとんど影響を及ぼさなかったという。
シティ(8月5日現在) | HSBC(8月14日現在) | |||
サポート | 抵抗 | サポート | 抵抗 | |
ユーロ/米ドル | 1.0796 | 1.0948 | 1.0842 | 1.1075 |
GBP/USD | 1.2613 | 1.2894 | 1.2708 | 1.2961 |
米ドル/スイスフラン | 0.8551 | 0.8827 | 0.8426 | 0.8871 |
豪ドル/米ドル | 0.6466 | 0.6653 | 0.6438 | 0.6731 |
米ドル/カナダドル | 1.3590 | 1.3899 | 1.3621 | 1.3866 |
米ドル/円 | 145.37 | 150.00 | 140.58 | 154.13 |
※上記表中の緑色の数字は前回と比較してデータが増加したことを、赤色の数字はデータが減少したことを、黒色の数字はデータが変化していないことを示します。
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2024-10-10