海外FX市場では、通貨ペアは2つの通貨の組み合わせで構成されています。1つは基準通貨で、もう1つは決済通貨です。オーダーブックの2つの価格は、購入価格と売却価格を表します。
海外FX相場の基礎的な知識を知るには、次の2点を覚えておくだけでも、相場を読むのが非常に簡単になる可能性があります。
1.前者の通貨が基準通貨、後者の通貨が決済通貨
2.基準通貨の価値は常に1単位
海外FX市場の主役として、ドルは常に基準通貨として使用されています。米ドルが基準通貨として使われる場合、外国為替相場は、1米ドルが他の通貨でいくらになるかを想像することができます。
米ドルを基準通貨とする場合、為替相場が上昇すれば、米ドルが他の通貨に対して相対的に高くなり、下落すれば、米ドルが他の通貨に対して相対的に安くなることを意味します。相場が上昇するということは、米ドルが以前よりも簡単に他の通貨と交換できるようになったと言えます。
基準通貨はドルだけではない
基準通貨は米ドルのほか、英ポンド、豪ドル、ユーロなどがあります。米ドルを基軸通貨としない場合、為替相場が上昇することは米ドル安を意味し、米ドルで購入できる他の通貨の量は少なくなります。
クロス通貨ペア
通貨ペアにドルが含まれていない場合、クロス通貨ペアに属します。
売却価格、購入価格、差額(スプレッド)
他の市場と同様、海外FX相場は買値(Ask)と売値(Bid)で構成されます。売値は基準通貨を売るときの価格、買値は基準通貨を購入するときの価格です。
そして価格差はスプレッドと呼ばれるもので、売値と買値の差のことです。スプレッドは取引手数料として使われており、取引業者はスプレッドから利益を得ます。海外FX取引市場では、スプレッドが他の市場に比べて比較的狭いため、価格変動の小さい取引では費用対効果が高くなります。
「ポイント」とは
海外FX相場はしばしば変動し、その最小の変動単位は「ポイント」で測定されます。1ポイントは、クロス円通貨では小数点以下の3桁目で、クロス円通貨以外では小数点以下の5桁目となります。
Pipsも通貨の変動単位とされています。通常、1Pipsは10ポイントと計算しています。
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